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【スポーツ 官能小説】

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〜 日曜日・自虐 〜-1

〜 9号の日曜日 ・ 自虐 〜



 A1番が痛み、A2番が汚辱、A3番が排尿をテーマに自戒した。 寮長たるA4番は最後の締めだ。 A5番はどんな自戒を見せてくれるんだろう。

 棚から持ってきたのは『麻縄』だった。

 学園では一通り緊縛の心得を身につけてはいるが、自縛となると相当に難しく、出来る生徒は限られている。 どう縛るのか楽しみに見ていると、どうやら縛る用途ではないらしい。 天井のホックに一端を結び、ロープを跨ぐ。 跨いだ上でもう一端を背中に回し、しっかりと握りしめる。

 この時点でどんなものか予想がついた。 A5番がロープをピンと張れば、ロープがキュムキュムと股間にめり込む。 ダラリと広がった陰唇に喰い込み、幼女のような一筋の膣が現れる。 A5番はロープに股間を烈しく擦りつけるという、激しすぎる自慰を通じた戒めをなそうとしている。

 シュッ、シャッ、シュッ、シャッ。 

 爪先だちになり、腰から上はまっすぐ伸ばし、腰だけをウネウネとロープに絡ませる。 と同時に背後に回したロープを前後に引っ張り、執拗に膣、そして鼠蹊部にこすりつける。 白い粘液が股間を濡らし、ロープをテカテカと湿らせた。 普通なら痛みしかないところに、A5番は享楽的刺激を見出しているというわけだ。 股間を擦りつけながら、左右に腰をローリングさせる。 或は体重を一気にかけで深くまでロープを咥え込んでから、ジワジワと腰を浮かせてみる。 

 シュッ、シャッ、シュッ、シャッ。

「んっ……んっ……はっん……んっん……!」

 喘ぐだけなら単なる自慰で、戒めにはなっていない。 けれどロープによる股裂きを通じて喘いでいるため、股間は性感で赤らむというより、摩擦と過刺激による充血で真っ赤だ。 縄のササクレに敏感な場所を擦られる辛さは良く知っていて、普通なら喘ぐことなんて出来やしない。 そこをしっかり演技して、その上で自分の股間を苛んでいるとなると、戒めの価値は十分にある。 

 シュッ、シャッ、シュッ、シャッ。

「んくっ……んっく……んっ……んんっ……!」

 自慰系の戒めは難しい。 情けない行為で絶頂するという屈辱が根底にあるため、いつでも絶頂できるまで自分自身を昂ぶらせねばならない。 かといって安易に絶頂すれば戒めにならず、常に絶頂一歩手前に自身を保つ必要がある。 それを考慮するならば、あと5分ほど喘ぎながら股間を擦ることができれば、自戒としては及第といえよう。 ただし5分の間、一切自分に手加減をしないこと。 ちょっとでも甘い動きがあればいくらでも延長すればいい。 そして私が合図をした瞬間に恥も外聞もなく絶頂すること。 この2つが条件だ。 まあ仮にもAグループなんだから、失敗することはまずないだろうが、その点はキッチリ見せてもらうつもりだ。


 ……。

 
 無事にA5番にもOKをだし、最後にA4番に御鉢が回る。 

 巨大シリンダーとペンチクリップ、タコ糸を携えて棚から戻ってきたA4番。 どんな自戒を見せてくれるか。 彼女に関しては、期待値以下のパフォーマンスで及第をだすことはない。 生徒会副会長として、Aグループのホープとして、何より史性寮の寮長として、凛とした自戒を見せてもらわなければ困る。

 スカートの裾を摘まんで、楚々としたお辞儀。 A4番は物腰1つ1つが静かで、それでいて曖昧に濁すところがない。 後ろを向くとスカートを捲り、下着を足首まで下ろす。 シリンダーを一杯に引っ張って中に空気を吸わせてから、ピストンが下になるように床に置く。 直立したシリンダーの口を跨いでゆっくりと腰を落とせば、先端がツプリと肛門にのまれ、そのままピストンを押し込む。 プスウ、気が抜ける効果音を伴って、シリンダー内の空気がA4番の体内に移っていって、心なしか下腹部がこんもりと競りあがったよう。

「……」

 目を閉じ、薄い笑みを絶やさず、それでいて眉根をひそめるA4番。 浣腸系が苦手だった私にはよくわかる。 空気浣腸特有の『排泄したくても実がない感触』は、何度体験しても馴染まない。 肉づきがいいお尻をシリンダーにのせ、全て空気を頬張ったところで、一度肛門からシリンダーを抜く。 腰をあげつつピストンを引っ張り、再度空気の注入だ。 顔だけを後ろに向けたまま、尻を突きだしてピストンを操作する、これ以上ない無様な屈伸。 頬を赤らめているところから察するに、自分でもみっともない行為をしている自覚はあるんだろう。 
 
 どうやらA4番は、羞恥でもって自分を戒めるつもりらしい。 極限まで自分を嗤いモノにすることは、卑しい身分を自覚する手段として理に適っている。 とはいえ単にヘラヘラと演技されては興ざめだ。 自分を貶めるならば、徹底的に、上品に、全力で惨めな姿に埋没しなければならず、簡単に達成できる自戒ではない。



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