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【スポーツ 官能小説】

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〜 土曜日・球技 〜-1

〜 22番の土曜日 ・ 球技 〜
 


『ただいまをもって休憩を終え、前半の文化系クラブに続きまして運動系のクラブを紹介します』

 A4番先輩は、声だけ聞くとたおやかで優しいイメージだ。 実際は冷たくて怖い人だと分かっていても、つい耳あたりの良さにときめいてしまう。 それにしても、私たちが見た数々の部活だが、あれらが『文化系』と言われても釈然としない。 

『はじめはバレー部のみなさんです。 新入生はその場で回れ右をしてください』

 そんな私の気持ちなぞお構いなしに、運動部の紹介が始まった。 文化系がステージを利用したのに対し、運動部は体育館の設備を利用するらしい。 私たちがM字に脚をひろげたままステージから振り返ると、体育館後方にポールとネットがはってある。 ネットを挟んで2名ずつ、計4名が私たちを見下ろしていた。 

 全員が下は紺のブルマ、上は黄色のシャツを身につけている。 シャツには背中に『バレーボール』と印字し、その下に背番号がふってある。 正直ユニフォームが存在すること自体驚きだったが、どことはなしに妙である。 選手の胸元には赤い●が2つ並んでいるが、その●だけ黄色いシャツと質感が違うのだ。 よくよく見ると、シャツが●の部分だけくりぬいてある。 つまり、赤い●はシャツから抜きだした乳房を赤く塗ったものだった。 乳首の突起も、小ぶりで引き締まった乳輪も、赤く染められた中でぷっくり膨らんでいてよくわかる。 

 先輩と思しき選手が一歩前にでて、学園のバレーについて教えてくれた。 幼年学校の未熟なバレーとは違い、学園以降は『胸』と『尻』以外でボールを扱ってはならない。 手を下乳にあててボールをトスし、ジャンプ一番、チチビンタでスパイクを決める。 レシーブは身体を投げ出してから乳房で拾うもよし、うつ伏せになって、ピョコンと尻であげるもよし。 サーブは乳で打つのが難しいため、たいていはしゃがんでから勢いよく跳ね、尻で相手コートに抛り込むという。

 今日は試合ではなく、練習の1コマを再現してくれた。 2人1組をつくってから、1人が乳でスパイクを打ち、もう1人がひざまづいて下乳を抱えながらレシーブする、通称『乳返し』という基礎メニューだそうだ。 スパイクする側は手を使わず、上半身を捻り、たわんだ乳でボールを打つ。 レシーブ側は当然だが、自分の乳房でボールをはねかえす。 弾いたボールを再度おっぱいでうちおろし、またおっぱいではねかえす。 互いに下乳に手をあて、自分で揉みしだくように構えながら、腰を落としてボールに備える。

 ぱちん、ぴしん、ぱしん。

 緊張感のない、それでいて張りのある肉の音。 思いきり伸びた肌がぶつかる響きだ。 
 私には選手の胸が赤く塗られている意味がわかった気がした。 もし色がなかったら、赤く腫れた乳房が痛々くて、見ていられないに違いない。 それを隠すためか、それとも無視して嗤うためかは知らないが……どちらにしても屈辱的なユニフォームだと思う。

 次は『サッカー部』の紹介だった。 バレー部の横に、白いシャツに青地の短パンを履いたサッカー部が2名並んでいた。 バレー部とは違い、上半身に穴が空いているわけでもなく、ごく普通のユニフォームに見え――たのは気のせいで、下半身にしっかり穴があいていた。 股間がさっくり抜けていて、陰毛や陰唇ごと青地に塗り固められている。 その上でどうやらクリトリスにキャップが被せてあり、キャップからは約2メートルのロープが伸び、先端にはゴム製の『吸盤』がついていた。 

 キャプテンと思しき選手が、学園のサッカーを説明する。 曰く、学園ではクリトリスから伸びた『吸盤』にボールを吸着させ、すべてのプレイをするらしい。 クリトリスに繋がったボールをリフティングし、ドリブルする。 簡単に外れない吸盤を利用すれば、クリトリスが引っ張られる刺激に耐えさえすればだが、トリッキーなボール捌きが可能になり、従来のサッカーより数段高等なプレイができる。 勿論パスし、シュートもする。 ボールを全力で蹴れば、勢いで吸盤を外すこともできる。 クリトリスがもげそうになる激痛と引き換えに、パスでもシュートでも出来るのだとか。
 
 ボールを持っていない選手やキーパーは、自分の吸盤を押しつけることで、相手からボールを奪う。 そうすれば攻守が入れ替わり、奪われるまでクリトリスをピンピンにしながら、ボールを敵陣に向けて運べるわけだ。 淡々と説明してはいるが、1つ1つのプレイが拷問と変わらないことくらい、私にもわかる。 ボールに加えた刺激が、すべて糸をつたってクリトリスに返ってくるなんて、想像するだけで泣きそうになる。

 4人はいくつか個人技を見せてくれた。 最初の1人はリフティングだ。 ポーンと前方上方に蹴りあげ、腰をクイッと引いてボールを戻し、胸でトラップしてまた前にける。 クリトリスによるボール捌きは鮮やかで、ここまで上達するまでに悶絶した数は100では到底効かないだろう。

 キャプテンはシュートを見せてくれた。 大きく息を吸ったと思うと、床に置いたボールを思いきり蹴る。 ボールは物凄い勢いで弾かれ、キュピュッ、空気が漏れるような響きを残すと、ロープが切れたように、床に落ちて転がった。 後には股間から吸盤付のロープを垂らしたキャプテンが、内股になって涙を滲ませまがら、懸命に平静を保っていた。 



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