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夏休みの睾丸
【SM 官能小説】

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海で-1

日の照りつける午後、田中一郎から電話があり、海に行こうとユリヤは誘われた。ユリヤは二つ返事で承諾した。ここは海から自転車で二十分ばかりの町である。コンビニで待ち合わせて、二人は海岸へ向かった。焼けるような日差しの中、自転車で爽やかに冷たい風を切った。目前に水平線が現れると、ペダルを漕ぐ足も自然と速くなった。
人影はまばらだった。海水浴場とは言っても、松林から広い砂浜、波打ち際までは歩いて遠く、人が一杯になることがないのだった。二人は林の中に自転車を適当に停め、荷物もそこへ置いた。松の木陰から夏の青い海が覗き、波がちらちら光って見えた。
昔から仲の良い二人は、ここでは人目を気にすることなく振る舞った。水着に着替えるのにタオルも使わず、どんどん脱いでいった。ふと、ユリヤは一郎の視線を感じて振り向いた。全裸のユリヤを興味深そうに見つめていた一郎が、気付かれたという顔で目を逸らした。ユリヤは一瞬考えてから気を利かせたふうに
「あ、触ってみる?」
とゆっくり言うと、一郎の手を取って自分の胸に当てさせた。指先で押し揉みし、硬いんだなと一郎は思った。
「あら?」
ユリヤは、見知った一郎の性器が上を向いているのに気がついた。毛はなく、仕事場で見る中年のと違って、指を立てたような形だった。先に皮が垂れていたし、袋の中の形がよく分かった。片方だけ下がっているそこにユリヤは思わず手を伸ばして中身の大きさを確かめた。上を向いた部分は大人のよりずっと硬かった。
「きれいなのね」
とユリヤがいじりつつ感想を漏らすと、一郎のそこはますます硬さを増した。一瞬、思い切り握りしめて一郎を懲らしめたい衝動にユリヤは駆られた。
「しないか?」
「何を?」
「お前、女のあそこ、見たことあるのか?」
「いま見えてるでしょ。ほら」
「中だよ。一緒に見ようぜ」
一郎は大変興奮した様子で鏡を取り出した。髪を気にする年頃になった一郎は、櫛と鏡をこのごろ持ち歩いているのだった。
一郎はユリヤをしゃがませると、自分は寝そべって鏡を下に置いた。そして栗色の毛の薄く生えた溝を引っ張り大きく開けた。近眼でもないのに顔を間近に寄せた。
「臭くないの?」
とユリヤは聞いたが、内心、やはり男は罪な生き物だと思うのだった。しかし、鏡に映った自分のそこは、男のより遥かに醜い罪の姿と思わせ、ユリヤにショックを与えた。
「いや、汚い。気持ち悪い」
汚いというのは形だけのことではなかった。白味噌やおからに似たかすが、中の襞一面に付いていて、ユリヤの鼻でもにおいが分かった。
「ここに穴があるだろ。なんの穴が分かるか?」
ぽっかりと口を開けた穴が確かに見えた。おしっこの穴でないのは明らかである。ユリヤは今までこんな穴を知らずにいた。一郎は、男が入る穴だよと言い、中指を遠慮なく根元まで捻り込んだ。
「ぎゃっ」
とユリヤは声を上げたが、一郎は抜かなかった。ユリヤは、入れるなら舐めてみろと言葉で抵抗した。こうして、一郎はユリヤの便器にまずなった。我慢していた小便も飲ませてやって、しっとりした復讐心を満足させた。「臭くて汚い溝」を後ろから一郎に突き上げられるのは痛かったけれども、女の罪を責められているようで、店の客もこういう思いなのかと分かった気がした。それも、四回目に一郎がユリヤの背中でぐったりと動かなくなったときには、抜かないでくれと言ったほどの快感に変わっていた。それからユリヤは一郎と手をつないで泳ぎに砂浜を駆けて行った。


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