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【女性向け 官能小説】

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吸われて-3


はぁはぁと息を上げながら伝える。

もどきさんはにっこりとし、
「イッたね」と言った。
「え?」
何何?おっぱいでイッたの?
まだ整わない荒い息使いではぁはぁ言いながらもどきさんの顔を見上げる私。

「大丈夫?少し休む?」
「シャワー浴びたい」
「だね。」笑いながら私の手を取り、ベッドから起こすのを手伝ってくれた。

少しずつ落ち着いてきて、ふと、今何時なんだろうと思い、部屋の時計を探していたら、

「ピリピリピリ ピリピリピリ ピリピリピリ・・・」
部屋に響く乾いた電子音。
自然に音源を探す。

一緒にシャワーを浴びるつもりでネクタイを外していたもどきさんがちょっと焦って、スーツの上着からスマホを取り出す。

「あ、カミさんからだ。」
こっちを見て申し訳ないような、それでいて声を出すなよ。みたいなそんな何とも言い難い表情をしながら、電話に出る。

そうです。もどきさんは既婚者です。社内では愛妻家で名高い妻子持ちです。

不倫です。
こんないい男、売れ残っている訳がありません。

「え?大丈夫なのか?」
もどきさんは少しビックリして、声が大きくなりました。
「そうか、うん。今から向かうから。」

電話切ったもどきさんは、
「すまない。娘が高熱を出して、今救急車で病院に向かっているんだって。俺もこれから向かわないと。」
と、今さっき外したばかりのネクタイを結び直しながら、早口で言った。
「あら大変。早く行ってあげないと。」
まぁ、こんな返しが妥当でしょう。

「メールするから。」
「ここの料金は前払いでもう払ってあるから、明日の朝10時までは居られるから、ゆっくりするといいよ。もう終電ないし、悪いけど、俺は送ってあげられないから。」

もどきさんは身支度を整え玄関に向かって歩き出した。私はベッドの上に置いてあったガウンを羽織ってもどきさんの後について歩く。

「ごめん。ほんと申し訳ない。」
「いえいえ。大丈夫です。早く行ってください。」
社交辞令のやりとりを一通り済まし、もどきさんは私を抱き寄せ、おでこにキスをする。

「じゃっ」と手を挙げ、もどきさんはドアの向こうに消えていった。

部屋に戻り、ベッドに座る。
はぁ、と小さくため息をつく。


虚しい・・・。

なんだこれ。

これが不倫というものなの?


不倫?
まだ一線は越えてないじゃない。
不倫じゃないよね?

なんだこれ・・・。


つーか、もーーぉ!
パンツびっちょびちょなんですけど。

どんだけ濡れてるのかな?とパンツの中に手を入れてみ
る。
うわーびちょびちょ。
割れ目を開いてみる。
ツーー。
留まっていた愛液が、開いたために決壊し滴り落ちる。
ツーー。
あーあ、私可哀想。

指がクリトリスに当たった。
ビクンっ

「はぁ・・・」
思わず声が漏れる。

イッたのだ。


なんだこれ。


とりあえずシャワーだ、ってクリにシャワーが当たったら、またビクン。

もう!虚しすぎる。
チンチンでイキたいよぉ。

またもどきさんから誘われたら、絶対に乗ろう!と心に決めたら、メール受信。
もちろんもどきさんです。

「今日は本当にごめん。
この借りは次回たっぷりお返しさせてもらう、で、いいかな?」

返事?
もちろん

「いいとも!」



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