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【女性向け 官能小説】

唇の最初へ 唇 1 唇 3 唇の最後へ

吸われて-2

唇から顎に降りたもどきさんの唇は、顎の先端の尖っているところから耳まで、骨のラインをたどるように上がっていく。
そーっと、ゆーっくり。吸い付いては舐めて、舐めては吸い付く。
その動きだけで気が遠くなりそうなのに、もどきさんの右手はおっぱいを弄る。さっきよりも少し力が入っている。
そして尚も左手はお尻近辺をさする。

私は濡れやすい。
多分、わからないけど人より敏感なんじゃないかなって思っている。
あと、Hが好き。
結構好き。
うん。大好き。
気持ちいい事、大好き。

だからか、私は濡れやすい。
今すごいことになっていると思われる。
なので、初めての人にはまず、だいたい引かれる。
濡れすぎて引かれる。

血気盛んな10代のHなんて、前戯もそこそこに、パンツへと手を伸ばしてくるでしょう。
キスして、おっぱいちょっと揉んで、そんでで「ダーーーー」っとベッドになだれ込む感じでしょ。
そんなんなのに、私は既にヌルヌルぐちょぐちょビッチャビチャなわけで。
だいたい男の人の手は一回止まるか、触った手がビクッってしてその手がちょっと引っ込みかけます。
それが恥ずかしい。
純な男の子だったら、私が遊び人だと思ったりするし。

だから、初めての人とする時は、出来るだけ前戯をたくさんして欲しい。

その点、もどきさんはその心配はいらない。
こんだけジラされて、こんだけ感じさせられて。
安心感で心が更に解放される。

気持ちいいなぁ。本当にきもちいいなぁ・・・。

もどきさんの唇は耳にたどり着き、耳たぶや耳の中を舐める。

「ああぁ・・はあぁ!!」
耳は私の三大性感帯の一つだ。声が大きく漏れる。

もどきさん、ここが展開のきっかけ所と踏んだのか、バサッと私をベッドへと押し倒す。
引き続き耳を愛撫しながら、再度右手でおっぱいを大きく激しく弄ると、その手はそのままシャツのボタンを外し始めた。

胸元が少しずつ開き始めるともどきさんは、雑気味に耳から首、鎖骨と経由して、ブラのハープカップからあふれている胸の谷間に顔をうずめた。

「え?なにこの展開、早くない??」
ここまでのムードいっぱいの流れとのギャップに戸惑い始めた私でしたが、今まであれだけジラされていたので、この展開を喜んでもいました。
もう、あそこ、大洪水ですし。

女は過度な興奮をしても、あそこに直接的な刺激がないと子宮がキューーーって痛くなるのです。
まるで「早く」って催促しているかのように。
誰にも確認していないので「子宮あるある」なのかは、わかりませんが。

実はさっきから子宮の催促がすごかった。
感じれば感じるほど、子宮は辛い辛いと大量の涙を流し、ここを刺激してとキューキュー主張する。

胸の谷間に舌を這わせながらシャツのボタンを全て外したもどきさんは、私の胸から顔を離し、シャツをはだけさせる。
ブラの上から、両手でおっぱいの下から円を描くように揉む。

私のおっぱいは丁度いい大きさだと昔の男に言われたことがある。
柔らかくて、それなりの大きさと重量感があり、手の中にしっかりと収まる感じがいいと。

まぁ、Dカップの柔らかいおっぱいと言うことです。
そのDカップのおっぱいを手で味わうかのようにゆっくりと強めに揉んだ。

また、ジラされてる。
気持ちいいけど、辛いよ、そろそろ。感じすぎて。

右手の指先がブラとおっぱいの間に出来た少しの空間に収まる。
乳首を外すように乳輪をサワサワと触ってる。

残りの左手は、スッと脇の下を通り背中に手を伸ばし慣れた指裁きでブラのホックを外す。

もちろん私はさりげなく肩を上げて背中を浮かしてホックを外すお手伝いをします。

そしてそのままブラは剥がされて、おっぱいが露わになりました。

もどきさんの右手は私の左のおっぱいを揉みながら、右のおっぱいは大きさを測るかのようにくるくると舌を這わせて、徐々に乳首に近づいてくる。そしてまた、少しずつ離れて行く。

緩急がすごい。ジラされたと思ったら、いきなりの展開、かと思ったら、またジラされてる。

私、おっぱい感じるよ。私の三大性感帯の二つ目はおっぱいだから。さっきからずっと、ずっと気持ちいいの。ホントおかしくなるくらい、気持ちいいよ。
でも。
執拗なほどのおっぱいをジラす愛撫に気が変になりそうになる。我慢してるのが辛くて辛くて「お願い!早くぅぅ!!!」って叫びたくなる。
乳首が触って欲しくてカチカチに固くなって、痛いよ。

舐めてよ。
乳首
吸って。

願いは届かず、舌は左のおっぱいを這い始める。
「はぁぁ はぁぁ・・・」
声にもならないため息のような熱い呻き声が洩れるように出る。

拷問だ。
苦しすぎる。
おっぱい感じるよ。

ツボを外した快感という拷問に耐えていると、突然新しい快感が脳を刺激した。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー」
「はあ、あーーー、はぁ」
「あぁぁぁ、あああああ」
声が止まらない。

もどきさんは乳首を咥えて吸っていた。
舌で乳首をコロコロを転がしながらねっとりとしたその厚い唇の全体を使い吸っている。
乳輪と乳首を下からからベロって舐める。
乳首だけを唇で挟み音を立ててチューチューと吸う。吸う。吸う。

「あん、あんん!」
「あぁぁぁぁ」
私は大声で叫んでいた。気持ちよすぎて叫んでいた。

その刹那、ビクンっと胸が大きく震え、今まであんなに感じていた乳首にあるもどきさんの舌がくすぐったくなった。
もうやめて。くすぐったい。

荒い息のまま、乳首に吸い付いているもどきさんの唇を、彼の胸を押して、離してもらう。

「どうしたの?」
「わからないけど、感じ過ぎちゃって」




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