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爛熟女子寮
【学園物 官能小説】

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爛熟女子寮(3)-3

 不思議なひとときだった。催眠術にかかっていたのではないかと本気で考えた。
(どうしてあんな風になったんだろう……)

 部屋に戻っても体には浮ついた感覚が残っていて、花園には蜜が満ちている。粘膜が熱を持っていて、すごく疼いている。
(触れたい……)
でも、気持ちを抑えていた。

(あとで、部屋に来て……)
お風呂を出て廊下を歩いていたら囁く声で下條さんが言った。誘われたのである。
(何があるの?)
お風呂であんなになった後の耳元の囁き。妖しい想像はつくけれど、あえて自身に問いかけて想いを煽った。

 なぜ私たち四人が酔いしれてしまったのか。それは、
(女同士だから……)
私はそう考えた。これまで女性の体と全裸で触れ合った経験はない。ほかのみんなだってそうだろう。それがそもそも新鮮で刺激的だったのだ。そして、同性ということで無意識に置き換えて感触を受け止めていたように思う。
 感情移入という言葉があるが、この場合は体感移入とでもいったらいいか、つまり、女として互いに感覚がわかるのだ。こうされたら自分はどう感じるか、ああ、ここはこうしたら気持ちいいはず、痺れるはず。相手にほどこすことでそれが伝わってくる。想像することで一段と感じてしまうのである。それに、何といっても滑らかな柔肌はいい。男の肌とはまるでちがう。他の子はどう思ったのか訊く機会はなかったが、私はそう思っていた。


 美和子との約束の時間がきて部屋を出ようとすると、ノックともいえない微かな音がした。
(誰か外にいる……)
ドアに近寄って耳をそばだてると軽い咳ばらいがした。ちょっと鼻にかかった声。
(玲奈だ)

「三田さん?」
「ええ……」
ドアを開けると玲奈が上目がちで微笑んでいた。
「ちょっとお話しないかなって思って」
「そう、でも……」
「勉強?」
「ちがうの。下條さんに呼ばれてるの」
玲奈の笑みが消えて目の動きが落ち着かなくなった。
「そう。じゃあ、だめね……」
「いいよ。何の用事が知らないけど、そんなに時間はかからないと思うから」
私がそう言ったのは玲奈の表情に何か訴えるものを感じたからだった。ふつうなら明日にでもって言うところだが、なんだか可哀想な気がした。
「よかったら私の部屋で待ってて」
「いいの?」
怜奈が見せたあどけない笑顔に私もつられて笑った。
 後で呼びに行けばいいものだが、なぜか急に愛おしさが込み上げてきた。
(彼女を部屋に置いておきたい)
そんな想いが起こったのである。前から可愛いとは思っていたけれど、思いがけない感情であった。
「クッキーあるから食べてていいよ」
「あたし、ジュース持ってくる」
嬉しそうに小走りに部屋に戻っていった。


 下條さんの肌は掌が吸いつきそうなほど肌理が細かい。
「しっとりしてますね。すごくきれい」
「ありがとう。うれしいわ」
うつ伏せになっている美和子はショーツ一枚の裸である。

 部屋を訪れて、とりとめのない話をしていたら、美和子が急に微笑んで言った。
「佐伯さん、ボディローション、塗ってくれる?」
ごく自然な言い方であった。
「はい」
私は素直に返事をした。
「これね……」
ローションの瓶を渡されて、匂いを嗅ぐと桃の香りに似ていた。

 ジャージを脱ぐとブラジャーを着けていない。風呂場で見たばかりなのに改めて目を見張った。
(すごい……)
まろびでた豊満な乳房。湯の香りがまだほんのり残っていて、体は桜色に染まっている。
 美和子はためらいもなく下のジャージも脱いだ。肌の色に合わせたような淡いピンク色のショーツが、ともすれば肌に溶け込んで全裸のようにも見える。

「それじゃ、お願い」
ベッドにバスタオルを敷くと、そのままうつ伏せになった。たおやかな身のこなしである。
「量は少なめでいいわ」
彼女の裸身を見下しながら、私は昂奮し始めていた。
(なんだろう、この気持ち……)
同性の肌を美しいと思ったことはあるが、いまの気持ちはちがう。肌そのものではなく、美和子の肉体から昂奮を感じるのだった。明かに疼いていた。


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