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透明な滴の物語V
【同性愛♀ 官能小説】

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小さな町の夜-9

中から大きな黒い塊が顔を見せた。
コーチが思わず息をのむ。
そのゴツゴツした塊は尻穴を広げながら大きく出てくる。
「ううーん!」
千帆が力む。
あまりの大きさに痛みがあるのだろうか、千帆が悲痛な声を上げる。
「いやぁ〜!」
看護師が思わず叫ぶ。
「がんばって!」
千帆は顔を歪め、叫びながら塊を押し出す。
「いやあぁー!!」
ゴトンッ!
重そうな音とともにゴツゴツした凶器のような塊は便器に落ちた。
「はぁ…、はぁ…」
千帆は肩で息をしている。
ブッ!ブブブブー!
千帆の下腹に溜まっていたガスが激臭とともに大量に放出される。
「ううーん!」
再び力むと、次は黒い棒状の塊が一直線に下りてきた。
千帆は最後の力を振り絞って便を出す。
強烈な便臭が漂う。
「ひぃー…」
泣くような声を上げて千帆は便を押し出す。
ドサリ…
長い便が落ちて便器に収まった。
その後、千帆は唸りながら果てしなく軟便を出し続けた。

後ろでコーチが感激に潤んだ目で見ていた。
とうとう千帆はこの戦いに勝ったのだ。
(この子は、いつだってそう。最後には勝ってみせてくれるの)

「はー、よかったぁ」
看護師の顔にやっと笑みが浮かんだ。
「しかし、これ、どうやって片づけようかねえ」
古い和式便器は千帆の便でいっぱいに溢れ、容易に流せそうになかった。
このスリムな身体のどこに入っていたのだろうかと思わせる量だった。



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