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野郎共のワールドカップ
【スポーツ 官能小説】

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緒戦-3

コートジボワール戦の敗戦により日本は窮地に立たされていた。
次のギリシャ戦は勝たなくてはならない。
だがコートジボワール戦で垣間見えた不協和音は簡単には修復できない。
フック監督と主将の田辺さんを中心に対策を考えている。
だが次のギリシャ戦まで4日間。
この短期間で出来る事は限られている。
サムライ達はピリピリムードが続いている。
そんな中、俺の怪我はようやく回復しサポートが出来るようになった。
入念なリハビリの結果、今までより大物も問題なく相手ができるようにパワーアップした。
こんな状況だからこそ、俺達サポートメンバーが仕事をしてチームに貢献しなくては。
そう意気込む俺にキャプテンの田辺さんから呼び出しがかかる。


田辺さんは代表の精神的な大黒柱だ。
メンバーのメンタルを見抜き、コントロールして戦う集団として統率する。
怪我で状態が万全ではなかったためコートジボワール戦ではフル出場できなかった。
それが敗因の一つだと言われている。
「梅林、この前の試合を見てどう思った?」
てっきり相手をするもんだと思って準備をしてきた俺に対して、普通にサッカーの話をしてきた。
すっかり肩すかしを食らってしまった。
「そうですね。いつもの代表ではなかったと思います。」
「だな。生命線の連動性が全くなかった。チームはバラバラだった。それが一番の敗因だろう。」
みんなが思っている事である。
だが、わかっていてもそう簡単に修正できない。
だから重い空気が漂ったままだ。
「お前の身体、もう大丈夫か?」
いきなり話題を変える田辺さん。
少し驚きながらも俺はコクリと頷く。
「そうか、じゃあ少し厳しい事を頼むかもしれない。だが日本の浮沈はお前にかかっている。頼んだ!」
そう言って田辺さんが俺に対して頭を下げる。
試合の山場のような真剣な表情で。


その夜から3人部屋になった。
今夜の俺は真一さんと敬二さんと同じ部屋だ。
意図している事はわかっている。
代表の連動性を高めるために夜を一緒に過ごすのだ。
だがしかし空気は重い。
俺を離脱させた事を真一さんは恨んでいる。
さらに敬二さんの相手をするのは未だに苦手意識が残っているようだ。
敬二さんはそれに気が付いているからか、今日は積極的には攻めてこない。
このままではダメだ。
俺はそう感じ、真一さんの布団に潜り込む。
「口でしましょうか?」
真一さんのフラッグを攻めながら俺は誘う。
少し反応した。
しかし誘いには乗ってこない。
ならばと、今度は敬二さんのところへ移動する。
同じ手口で攻めようとする俺。
なんと敬二さんは既に臨戦態勢だった。
「いいのか?俺の危なさは知っているだろ?」
確かに敬二さんを相手するのは怖い。
しかし、俺も前とは違う。
コクリと頷き敬二さんのフラッグを掴み、口に入れる。
流石に大きい、しかし俺は落ち着いて処理する。
ここまでは順調だ。
プレイが続く間、いつの間にか背後に真一さんの感触が。
「ウメ、俺もやるぞ」

俺は四つん這いになり前に敬二さん、後側に真一さんが陣取る。
「真一、お前モタモタしすぎだ!」
「俺には俺のタイミングがあるんだよ!」
俺を取り囲みながら激しい言い合いをする。
この二人、やはり相性が良くないのか。
いや、違う。
真ん中に挟まれている俺にはわかる。
二人の息の合ったコンビネーションがリズムよく前後のゴールを責め立てる。
俺は二人に完全に支配されている。
あまりの刺激に俺は失神してしまいそうだ。
「よし、いいぞ、行くぞ!」
「おう、おうぁ、あぁ〜!」
二人の熱が俺に注ぎ込まれる。
タイミングもぴったりで完璧なコンビネーションだ。
あまりの刺激に俺も少し遅れてシュートを放つ。
俺は激しいプレイのあまりそのまま気を失ってしまった。
だが、薄れゆく意識の中で俺は感じていた。
この二人がかみ合えば怖い物はない・・・。

険悪な雰囲気のまま、同じ部屋になった時は心配したが同じ目標を持つサムライ同士である。
蟠りを捨て3人でプレイする。
これが試合での連携を効果的に高める特効薬になる。
その効果もあってプレイが終わった後の一体感は深まった。
他のサポートメンバーも代わる代わる相手をしている。
試合までは短いから急ピッチでの調整になる。
身体への負担も半端ないが、次に負けたら終わりである。
勝利に向けて他の代表メンバーも熱い夜を過ごしていった。


試合当日の朝、日本代表は今までに無いほどの一体感があった。
この提案をしたフック監督もその効果にほくそ笑んだ。
失われた連携を取り戻したサムライブルーに怖い物はない。
こうして試合会場のナタルへ向かった。
今回はサポートメンバーは帯同しない。。
あまりの連日の激しいプレイにサポートメンバー達はナタルへ帯同する事はできなかった。
見送るサポートメンバー達に田辺さんが声をかけられた。
「お前達の頑張りは無駄にしない。勝ってくる!」
フック監督からも一言あった。
「最高のサポートをありがとう。君達はわたしの誇りだ。」
俺達サポートメンバーは涙しながらサムライブルーを見送った。


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