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LADY GUN
【推理 推理小説】

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セックス-5

 「…」
俊介は不思議な感覚に陥る。目の前の若菜が静香に思えてしまう。若菜は静香のメイクを真似している。しかし顔立ち、体型はさほど似ていない。むしろ今の若菜は女として静香よりも魅力は上かもしれない。しかし雰囲気はまさに静香と瓜二つだった。俊介は思わずポーッとしてしまった。
 若菜の舌が口の中に入ってきた。積極的ながらもでしゃばり過ぎない柔らかな舌が俊介の戸惑う舌にネットリと絡みついてくる。若菜の零れる甘い鼻息にドキドキする。腕を真っ直ぐに下に下ろしたまま固まる俊介の腕を軽く握り舌を絡めて来る。
 若菜の舌がゆっくりと引いて行く。若菜の舌先から俊介の唇に涎の糸引きを生んだ。
 「俊介さん…」
 「え…?」
若菜はゆっくりと跪く。そしてベルトに手をかけた。
 「あ、ちょっと…!わ、若菜ちゃん、ダメだよ…」
焦る俊介。しかし若菜の手は止まらない。ボタンを外しチャックを降ろすとズボンをゆっくりと押し下げた。俊介のパンツが目の前に見えた。黒のビキニパンツだ。膨らみにドキッとした。
 「わ、若菜ちゃん…、俺な…、恥ずかしいがあれ以来、勃たないんだ…」
そういう気にならなかった事もあるが、ショックで不能になっていた。静香の目の前で違う女にフェラチオされ勃起させ射精までしてしまった事がトラウマになってしまったのだ。そんな俊介に若菜は、パンツの膨らみに右手をそっと添えながら言った。
 「私が勃たせてあげます…」
 「え?い、いや…」
若菜からそんな言葉が出てくるとは思わなかった。若菜の積極的な姿に拒むのもままならない俊介だった。


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