投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

妖怪艶義〜天使〜
【OL/お姉さん 官能小説】

妖怪艶義〜天使〜の最初へ 妖怪艶義〜天使〜 2 妖怪艶義〜天使〜 4 妖怪艶義〜天使〜の最後へ

妖怪艶義〜天使〜-3

2
そのまま押し倒されるようにベッドに寝転がる。
天使さまも、添い寝するみたいに隣に横たわった。

「ふふ・・・ん、ちゅう・・・・」

優しく笑んだ天使さまが、キスの雨を降らせてくる。
さっきみたいな奪いあうキスじゃなく、じっくり味わう深い口づけ。
彼女の舌に唇をなぞられるのが堪らなくて、俺は我慢できずに激しく吸いつこうとする。

「んっ、ふふ・・・・♪」

鼻にかかった吐息でそれをいなして、逆に彼女が唇を被せてきた。

「んんっ、ちゅううっ♪」

仰向けに寝そべる俺に、圧しかかるように濃厚なキスを浴びせてくる。
女にリードされて味わう激しい口づけに、頭の奥が痺れる様な甘い疼きを覚える。

不意に股間が気持ちよさに包まれて、俺は腰を跳ね上げた。

「うふふ・・・もう、こんなに元気…♪」

気づいた時にはズボンを下ろされ、勃起したモノが温かな手に包まれていた。
そのまま、硬さを確かめるように軽くしごかれる。

「どうですか?気持ちいいですか・・・?」

見つめられながらの甘い手コキに、モノはますます硬くなっていく。

「ふふ…♪こっちは、お好きですか・・・?」

モノをしごき下ろした手が、さらに下へとおりていく。
悪戯っぽい笑みを浮かべた天使さまが、袋をやわやわと揉みこみはじめた。

「あら、もうこんなにキュンとなって・・・タマタマもコリコリです…♪」

手のひら全体で包みこみ、優しく円を描くように揉みこんでくる手管に、腰の力が抜けていく。
口から情けない喘ぎが漏れて、別の‘口’からは先走りも漏らしてしまう。

「うふふ、可愛い・・・♪もっと感じていいのですよ…?」

その言葉に侮蔑や嘲笑はなく――これが‘隣人愛’か、などと不信心な事すら考えてしまう。

ブロンド美女の添い寝。しかも、極上の手コキつき。
いまや俺は完全にマグロと化して、天使さまに身をゆだねていた。

「ほら・・・。」

呼ばれて見つめ返す。潤んだ瞳がさらに近づいて――

「んっ、ちゅ・・・っ」

ねっとり舌を絡められ、同時に、モノも優しく撫で上げられる。
上下からの快楽二点責めに、俺は恍惚として腰をひくつかせた。

「あの・・・そろそろ、いいですか・・・・?」

俺を見つめて彼女が問う。
みだらに潤んだその瞳が、「挿入(い)れて欲しい」と誘っていた。

「あっ、いいのです、貴方はそのまま…。」

いそいそと身を起こそうとする俺を制して、天使さまが跨ってくる。

「そのまま、楽にしていて下さいね・・・♪」

――下から見上げる彼女も圧巻だった。もちろん、性的な意味で。

騎乗位で跨った彼女は、しかし羽毛のように軽い。(聖書か何かに、アダムとリリスが女性上位でつながったら悪魔が生まれた、とか書いてあった気もするが、今は突っ込まないでおこう。)

でもその身体はなんとも肉感的で、腰まわりなんて‘豊満’と‘たるみ’のギリギリを攻める絶妙な肉付き。
そして目線を上げると、たわわに実ったふたつのおっぱい――こちらは規格外のサイズにもかかわらず、見事重力にさからい‘つん’と澄まし顔。

そしてさらに目線を上げれば、天使さまの優しい笑顔・・・と思ったら、ちょっと困り顔で微笑んでいた。

「その・・・そんなにじっくり眺められると…。えぇっと、挿入(い)れますね…?」

天使さまが、恥じらいながらも腰を浮かす。
自然とクリトリスの辺り、彼女の‘もうひとつ’に目がいってしまう――ソコは縮こまって皮を被っていたが、先端がてらてらと光を反射して、ぴくぴく震えているようだった。

「んっ、んん・・・・っ!」

熱いぬかるみに沈む快感に、思わず歯を食いしばる。
濡れた膣はすんなり‘俺’を受け入れて、気づいた時には根元まで呑みこんでいた。

「あっ…はぁぁ・・・・っ。どうですか・・・?」

なじませるように腰を揺すりながら、天使さまが聞いてくる。

――温かくてプルプルのゼリーに、根元まで突っ込んだような快感。

締め付けこそ緩いものの、挿入(い)れているだけでじんわりした快感が拡がって、このまま何時間でも挿入れていたくなる。

ナカの凹凸もソフトタッチで、彼女が腰を揺するたびくすぐったい様なもどかしい様な、もっとして欲しくなる刺激が送りこまれてくる。

ちょうど天使さまの手に包まれて、くにくにされている様な・・・天使の羽根で、優しくさわさわされている様な――

「…?どうかしましたか・・・?」

そうだよ、なんで忘れてたんだろう。これはぜひお願いしなければ。

「・・・・・・なるほど。その方が、天使と交わっている実感が湧いて興奮する、と・・・。」

俺のふざけたお願いを、天使さまが大真面目に検討する。
「なんて不埒な」と怒られるかと思ったけれど、彼女はあいかわらずの笑顔で了承してくれた。

「ふふふっ。私も、その方が動きやすいですから。では・・・」

天使さまが、胸の前で手を組んで瞑目する。その身体が、うっすらと燐光に包まれていく。
幻想的なその姿を、俺はしばし呆然と見上げて――

ばさりと、彼女の背から純白の翼が現れて、真っ白な羽根が桜吹雪のように舞う。


チンケな室内灯が惜しかったけれど。
下から見上げた天使さまは、蛍光灯の後光を受けて本当に‘天使’だった。


妖怪艶義〜天使〜の最初へ 妖怪艶義〜天使〜 2 妖怪艶義〜天使〜 4 妖怪艶義〜天使〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前