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妖怪艶義〜天使〜
【OL/お姉さん 官能小説】

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妖怪艶義〜天使〜-4

3
「ふぅっ・・・これで良いですか?」

翼を広げた彼女に、俺はコクコクとうなずく。

ブロンド美女に翼が生えたことで、自分が人外娘と交わっているのをあらためて実感する。
でもそれは恐怖でも嫌悪でもなく、むしろ美しい天使に騎乗位で挿入されていることに、妙な興奮すら覚えてしまう。

「あら…?翼を出した途端に、ペニスが硬く・・・」

その指摘に被虐心を見透かされた気がして、思わず腰をひくつかせる。
そんな俺を、天使さまが妖しく微笑んで見つめてきた。

「・・・まさか、神の御使(みつか)いである天使に犯されて、興奮してしまったのですか・・・?」

言いつつ、大きく腰をグラインドさせてくる。
熱くぬめった膣肉(にく)にゆったり弄ばれて、俺は目を瞑って快感に悶える。

「いけませんよ…?そんな淫らな妄想を抱いては、主の怒りに触れてしまいます・・・。」

言葉とは裏腹に、腰つきはどんどん妖しくなっていく。
堪らず結合部に目をやると、ぐりんぐりんと、豊満な腰が円を描いて踊っていた。

それは女が一方的にリードする、めくるめく快楽の円舞曲(ワルツ)。
パートナーの‘俺’は、円を描いて舞う天使の腰の中で、歓喜を誘う淫肉にただ可愛がられるがまま――

「うふふ、そんなに蕩けた顔をして。天使に愛されるのは、そんなに心地良いですか…?」

彼女が腰を回すたびにこすれる場所が変わって、不規則に、それでいてあますところなく愛される快感に、口から熱い吐息が漏れる。
それは彼女の吐息と混ざりあい、淫靡なワルツの主旋律となって、もっと卑猥に天使を舞い踊らせる。

「ほらっ、ほらっ…いけない人間は、天使が裁いて差し上げます…♪」

天使さまの腰つきが、円運動から前後動に変わる。
くいっくいっとアソコを押し付け、‘俺’を快楽ですりつぶそうと、激しく腰を揺すってきた。

さっきより上下の動きに近づいたせいで、俺を襲う快感も切羽詰ったものになってくる。
そのうえ頬を上気させたブロンド美女が、俺に跨り腰をくねらせているんだから、見ているだけで暴発モノだ。

「ほらぁ…貴方の劣情を私の‘聖’器に注いで、しっかりと悔い改めるのです…っ♪」

天使さまもイイらしく、その腰つきはどんどん速く、熱っぽくなっていく。
その熱にあてられて、俺は我慢も忘れて思いっきり腰を突き上げた。

「おっ!?ほぉぉ・・・っ♪」

天使の口から、あられもなく下品な声が漏れる。
身体を硬直させて、酸欠の金魚みたいに口をあえがせる彼女には構わず、がむしゃらに下からの突き上げを開始する。

「おっ…あんっ!そんなっ♪激しく、されたらぁ…っ!」

突然の反撃に、女はただピストンを受け入れるのみ。
俺は安物ベッドのスプリングを最大限使って、天使さまの膣奥(おく)を探検していく。

「あぅんっ…そんな、奥までぇっ・・・♪」

戸惑う心と裏腹に、彼女の肢体(からだ)が快楽に順応していく。
そしてその歓喜を伝えるように、ナカが妖しくざわめいて‘俺’をもてなし始めた。

でもそれは射精に追い込む激しい快楽ではなく、緩めの締め付けとも相まってもっと奥まで突きたくなる、もっともっと腰を振りたくなる、そんな悦楽を与えてくる――

ソコはまるで、ぐずぐずに蕩けた快楽の熱い‘沼’。
精を漏らしてしまうと分かっているのに、男はソコから這い出さず、自ら深みに腰を沈めていく――。

気づけば俺は、女の腰を引っ掴み、活きの良い魚よろしくびちびちと腰を振って、夢中で天使さまを味わっていた。
ぬめった膣肉(にく)とやわらかな締め付けが、とめどなく、果てしなく快感を産み出していく。

「イイっ…いいですぅ!もっと、もっと突いて下さいぃ…ッ!!」

天使さまにうながされ、俺は壊れた機械のようにカクカク腰を振り続ける。
熱い沼底に今にも漏れてしまいそうなのに、天使がもたらす緩やかな快感がそれを許さず、射精間際の悦楽を永遠のようにつむいでいく。

それがもどかしくて心地良くて、もっともっとと腰を振りたくっていく。


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