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貴方を、護りたい・・
【純愛 恋愛小説】

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幸福-9

「・・でも俺、苦しく何て無かったよ」
「なっ!何言ってんのよ!そんな訳が・・」

「・・確かに、目が覚めた時母さんがあんな事になったのは驚いたし戸惑ったよ」
「でも後々面倒を診てて想ったんだ、母さんはこれまで一体どれだけの苦労を背負って
来たか、俺何かよりずっとずーーっと・・、だから母さんがあんな風になったのはある
意味良かったと想う・・これで母さんは苦労をしないで済む、俺が面倒を見て苦労すれば
良いだけの事だから」
「そんな・・私だって・・苦しかった・・ずっと・・ずっと私の中でもう一人の自分と
戦っていた、止めて!うちの子を苦しめないで!って・・」

「・・・・」

「だから、・・だから私は・・私はぁっ!」
「母さん!」

話に勢いが付いてきた所で、しゅうが優しく彼女の手に自身の手を置き制止し
「もういいよ、こうして無事に戻ってきたんだから・・それで・・ね!」
そう言って明るい笑顔を向けるしゅう

「しゅう・・」
こんな彼女を許し、こうして躊躇いも無く看病を尽くす優しい息子に

「!ん、母・・さん」
しゅうを抱きしめる彼女、目からボロボロと涙が流れ

「何て優しい子・・貴方が私の息子で本当に・・良かった・・」

「・・大好きよ・・有難う、私の大事な宝物・・」

しゅうは照れる様子も嬉しむ様子も無くただただ良かった・・と言う感じで


「良かったじゃない、お母さんも元気になって、お父さんも戻ってきて、お姉さんも
しばらくは家に居るんでしょ?」
一緒に登校をしつつゆっくりとした足で、しゅうの家の事を語る

「・・まぁね、これで3人ともまだ不安定な所はある物の時間さえ経てば、後は」
今だ自分の事は棚に上げ他人の心配をするしゅう
「でもホント良かったよ、これで問題はほとんどないし・・」
「・・問題は・・ない?」
「あぁ!ずっと勤めてきたチーター運輸にも今日帰ったら辞めようと思う」

「・・・」
明るいしゅう・・そんな彼を見て嬉しい・・ハズなのだが

「・・ならこれからはもう何の問題も無い訳ね?私がどうこうしなくたって」
「うん!これからはもう君に苦労は掛けない、と言うか今度は俺が君を助けたい・・
もし、君の身に何か起きたら必ず!」

活き活きと話すしゅう、だが私はそんな彼が何だか少しうっとおしく思えつい

「あ・・樹里奈?」

歩くペースを速め彼から遠ざかり後ろで呼び止める彼に
「私の事は良いから、まず自分に素直になりな!」

そういって私は、彼が呼び止めるのも聞かず一人学校へと急いだ




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