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貴方を、護りたい・・
【純愛 恋愛小説】

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幸福-8

私は

私は、何て酷い事をしてしまったのだろう

しゅうは・・あの子は・・私が・・私が護るって・・決めたのに

うっ・・ううううっ!!

ひびが割れる様に痛む頭痛に頭を抱える彼女

それは彼女にとって嫌な景色が脳裏に浮かぶ合図でもあった

しゅう・・しゅう!・・私の・・大事な・・大・・じ・・な・・

悶え苦しみ自分の愛する息子が、自身の手で苦しめている地獄絵図がフラッシュバックし

「うっうっ、母さん・・どうして」

「これも・・一種の運命・・なのかな・・」

ううっ!あっああぁっ!嫌っ嫌嫌嫌ぁ!

「・・さんっ!」

止めて止めて止めて止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーっ!!

「母さんっ!」

「!!」
息子の声にハッと目が覚める彼女

「・・はぁはぁはぁはぁ」
悪夢から覚めるも呼吸は荒く、そんな彼女にしゅうは

「大丈夫?母さん・・」
「・・しゅう!!」

自身の息子を見て、複雑な想いを抱える彼女はしゅうを見るも動揺を隠せずに居て
「・・・・私は・・一体」

混乱する彼女にしゅうは優しくこう応えた

「長い入院生活を得てようやく完治して家に運び込まれたんだ、だからもう大丈夫だよ」
「・・そう・・・・」

彼女の為に精を尽くし看病をするしゅうを見つめ
「・・んね、しゅう」
小声で聞き取れない声に振り向き
「ゴメンねしゅう・・ホントに・・」

スーパーでの、事故以来の記憶は曖昧ではある物の、夢で何度も自分が息子を苦しめる 光景を見てその度に魘され苦しみ、ソレを直感的に現実でやっているを感じ、重い罪悪感
が体にずっしりと圧し掛かり、あの日病院の屋上から飛び降りようとしたのも罪の意識
からで・・

「・・母さん」
「・・こんな事って・・あんまりよね、お父さんの事業が失敗して私が貴方を護って
見せる・・って決心したのに、こんな・・こんな」

「ねぇしゅう、私ねよく夢に見てたの、私が幼児化して貴方に散々我侭言って貴方に負担
を掛けている・・そんな夢を・・」
「その悪夢は・・事実なの?」

「・・・・そうだよ、母さんはあのスーパーでの事故の後、言動が幼児化して、そんな
母さんを俺は引き取り面倒を」

「!!あぁ、そんな・・そんな・・やっぱり!」

その事実を受け彼女は衝撃を受け




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