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LADY GUN
【推理 推理小説】

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挑戦状-1

 翌日、2つの動画入りDVDが中央署に届けられた。それは堂々と中央署管轄の宅配業者の営業所で受付されたものであった。2人の刑事をその宅配業者の営業所に向かわせた。署長室に呼ばれたのは中山部長と静香。署長の島田健介を含めた3人はそのDVDを確認する。
 ディスクには乱雑にそれぞれタイトルがマジックで書かれていた。1枚は『中央署美人コンビ』、2枚目は『千城県美人婦警オールスター』と。
 「ふざけた事しやがって!」
怒る中山。まず中央署美人コンビのDVDを再生する。目を覆いたくなるような生々しい暴行映像に島田と中山は絶句し静香は悲しみと吐き気を催した。その暴行映像が撮影された状況はこうだった。

 床に投げ飛ばされた聖子と梨華。田口は聖子の胸を土足で踏みつけた。
 「いいオッパイしてるぜ!」
 「な、何するのよ!痛いっっ!」
暴れる聖子。
 「おい、抑えつけておけ!」
 「はい!」
手下の覆面男達が床に2人を抑えつける。
 「くーっ、婦警を踏みつけるって気分いいぜぇ!」
 「痛いっっ!」
 「彼氏に優しく揉まれてアンアン感じてるオッパイ、今日は俺達に揉ませてくれよ。ヘヘヘ、色んな揉み方が楽しめて嬉しいだろ?」
 「ふ、ふざけないでよ!!」
睨みつける聖子。
 「いいんだよなー、その目。たまんないよ。でもどのタイミングでその怒りに満ちた目が絶望に変わるんだろうね?楽しみだよ。」
 「ふざけないでよ!!」
 「可哀想に。それしか言えない状況ってさ。そのうち許して下さいって泣きながらお願いするんだろうけどね?」
 「ヒヒヒ!」
覆面男達の卑劣な笑い声が木霊する。駐車場内に響き余計に恐怖心が煽られる。
 「許して下さい!何でもしますから!お願いしますっっ!」
梨華が泣き叫ぶ。
 「あっちの婦警さんは素直だねぇ?でも頭悪そうだな。美人なだけの頭スカスカ女って感じだ。何でもするからってさぁ、だったらヤラせろって言うに決まってんじゃん。」
また覆面男達の笑い声が木霊する。
 (何なのこいつら…。何でこんな事を楽しめるの…!?)
レイプという非人道的な卑劣な行為を心から楽しんでいるような連中の神経を疑った。
 「こいつ、抑えてろ。」
 「はい!」
聖子を手下に渡す田口。そして立ち上がり梨華に近寄る。
 「こ、来ないで!!」
怯える梨華。
 「来ないでと言われてもねぇ?」
ニヤニヤしながら近づき、地面に抑えつけられている梨華の制服のスカートの中に手を入れた。
 「黒のパンスト…セクシーだねぇ?たまんないよ。パンティは何色かなぁ?」
両手でゆっくりとパンストとパンティを下げる。
 「ワァオ!豹柄だぜ!みんな見ろよ!この婦警さん豹柄パンティ履いてるよ!!」
 「ヒュー!」
囃し立てる覆面男達。
 「ヤダ!ヤダ!止めて!!」
自分のパンティが見せ物にされ叫ぶ梨華。
 「あらあら、こんなに汚して。ちゃんとオシッコ拭いてからパンティ履かなきゃね〜。」
内側をニヤニヤしながら観察する。
 「や、止めろよ変態!!」
恥ずかしさで逆上した梨華。
 「やっと本性現したな?おまえはゴメンナサイ、許して下さいなんて言うような可愛らしい女じゃないもんなぁ?」
 「えっ?」
ドキッとした。
 「バイト感覚で警察してんだろ?おまえ、正義感のかけらもないもんなぁ?よく仕事終わりにクラブ行って男捕まえてホテルでバコバコしてるただのヤリマンだもんなぁ?」
 「あ…」
 「何でそんな事知ってるの?みたいな?ハハハ!俺達は相手を良く調べてから狩りをするんだよ。おまえだけじゃない。拉致した婦警さん全部調べ尽くしてあるんだよ!だから楽しいんだよ。相手を完璧にやっつけるなら丸裸にしとかないとゲームは楽しくないよ。」
益々目の前の覆面男が怖くなってきた。


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