投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

コスプレイヤー痴獄堕ち
【調教 官能小説】

コスプレイヤー痴獄堕ちの最初へ コスプレイヤー痴獄堕ち 3 コスプレイヤー痴獄堕ち 5 コスプレイヤー痴獄堕ちの最後へ

恭介とマドカ-4

 初めはぎこちなかった恭介とマドカの会話も、アルコールが進むにつれ次第に打ち解けてきた。とはいえ、やはりまだ互いのプライベートに踏み込んだ話までは至らない。
 話題は主に、出会いのきっかけとなったソーシャルゲームのことだ。ゲームを進めるためには都度課金をしなければならないのだがが、それがアコギだ、といった愚痴や、どのぐらいの金額を費やしてしまったのか、といったことである。
「バカバカしいのは解ってるんだけどさ、つい課金しちゃうんだよね」言うと、恭介はテーブルの上にスマートフォンを置いて、マドカと二人で画面をのぞき込む。
「それ、わかります」 
「アバターの着替え揃えるのに1万とかさ。何やってんだろ俺って思うこともあるよ」
 アバターというのは、ゲームの中で表示される自分の分身のことだ。子供の着せかえ人形の用に数々の服やアイテムが用意されていて、それがひとつ300円ぐらいで売られている。個々のアイテムはは安価なのだが、自分の好みのファッションを揃えるまでにはそれなりの金額が掛かってしまうというのがミソだ。ソーシャルゲームを運営する会社はそうやって巨額の利益を叩き出していた。
「でも、恭介さんのアバター、そのままだからすぐに解りましたよ」
 和柄のプリントが入ったTシャツに黒皮のベスト、下はダメージ加工の入ったデニムというのがこの日の恭介のコーディネートだった。スマートフォンの画面の中にも、それとほぼ同じ格好のアバターが立っている。
「これって、自分に似せて作るものだと思ってた。そういえばマドカのは違うよね。お嬢様風っていうか」
「はい…。…変ですか?」
 マドカとの会話で恭介が気づいたのは、この「変ですか?」というフレーズだ。別に気にするようなことでなくとも、不安そうな声でマドカは確認を求めてくる。
「いや、人それぞれじゃない?俺はあんまり詳しくないけど。マドカのこれも、可愛いし。いいじゃん」
 可愛い、という単語に反応したのか、マドカは少しうつむいて頬を赤くする。
「えっと、嬉しい、です…」
 マドカの恥じらう様子を見て、恭介は少し強気に出ることにした。このままゲームの話だけで終わるために、わざわざ待ち合わせしたわけではない。それに、多少強引な手を使っても、この娘なら拒まれずに最後まで持ち込めそうだ、そう思った。


コスプレイヤー痴獄堕ちの最初へ コスプレイヤー痴獄堕ち 3 コスプレイヤー痴獄堕ち 5 コスプレイヤー痴獄堕ちの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前