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爛熟女子寮3−3
【学園物 官能小説】

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大らかなサリー-2

 踏ん張った膣の締め付けは容易に指が抜けないほど強い。
「ううーん…」
体は何度も伸び上がった。両手はシーツを握り締めて顎は喉を見せてのけ反って顔が見えない。
 やがて唸った後、サリーの体は徐々に弛緩して、歪んだ顔も放心したように和らいでいった。指を引き抜く時、ぴくっと下腹がひきつった。
 指はとろとろ。滴がしたたるほどである。指だけではない。掌までぬめりが垂れていた。においを嗅ぐと生臭かった。不快なにおいではなかった。
 ティッシュで指を拭っているとサリーがむっくり起き上がった。体にはうっすら汗が光っている。 
「ごめんね。何だかわからなくなっちゃった…」
まだ茫然としている感じだ。しばらく『禁欲』状態だったのだからより敏感になっていたのだろう。
 「ふふ、すごく感じてたね」
「ディルドより、佐伯さんの方が感じる…」
「きれいだったよ」
それはほんとに思ったことだった。快感に全身をくねらせる女体は妖艶で見ているだけで自分も蕩けそうになってくる。
「今度はあたしがしてあげる。来て…」
「いいわ。明日みんなで集まるんだし。その時に…」
彼女の凄まじい絶頂に昂奮が空回りしたようになって疲れを感じていた。心理的には心に玲奈と絵理のことが気にかかっていたのだと思う。
「佐伯さんのオッパイ舐めたかったな…」
私もして欲しい…どうしようか…。ちょっと迷っていたら、
「じゃあ、明日ってことで…」
サリーはあっさり言って脱ぎ捨てたジャージを引き寄せた。動作はどことなく緩慢である。さすがに力が抜けてけだるいのだと思った。
 「玲奈…」と呟いてから、言い直した。
「三田さん、どうしたかな」
「さあ。あの子、子供っぽいからディルドなんか見たらびびっちゃうかもね」
「そうね…」
意外とそうでもないかもしれない。見た目以上にあの子の体は大人になっている。それは抱いた時に伝わってきた。
「気になるの?」
「ううん。別に…」
サリーは立ち上がって妙な笑いをみせた。
「三田さんと親しいみたいね。玲奈なんて呼んで。もうデキテル?」
「そんな言い方…」
私は否定も肯定もせず、曖昧に笑って想いを巡らせた。
(やっぱり…)
道具でバージンを破るのは悲惨な気がする。
「心配してもしょうがないわよ」
サリーは私の心を見透かしたように言った。私も割り切りはいい方だと思うけど、彼女のドライさにはかなわない。
 サリーが帰ってから、私は横になって耳を澄ませていた。微かな物音も聞き逃さないように。……
 11時すぎに隣のドアが開いた。
(絵理だ…)
すぐに静けさが張り詰めた。玲奈が戻ってきたのはそれからだいぶたってからだった。


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