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『神々の黄昏』
【SM 官能小説】

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第2章-2

「北岡様、よくいらっしゃいました。あやか奥様のメイドの香織と申します」
「同じくメイドの美鈴と申します」
「さあ、中へどうぞ」
 この二人に案内されて祐志は洋館の中へと入って行った。昨夜ダンスパーティーが行われた大広間に通された。今日は中央に白布を敷いたテーブルが一つ置かれてあるだけだった。そして向かい合わせに椅子が一つずつ置かれていた。
 祐志は香織と美鈴の衣装を凝視した。
網タイツに黒のエナメル革のレオタード。これは超ハイレグで股間にしっかりと食い込むもので、後ろから見ると尻の半分ははみ出していた。丈も極端に短く、乳首がやっと隠れるくらいで乳房の大半は露出し、後ろも背中の半分くらいまでしかなかった。もちろん肩紐などという無粋なものは付いていない。
首には蝶ネクタイの付いたカラー。両方の手首にはカフス。そして頭には黒のウサギの耳を付け、靴は超ハイヒールでしかもピンヒールのパンプス。典型的な正統派バニ―ガールのコスチュームだった。
それにしてもメイドにバニ―ガールの格好をさせるとは、久野あやかとはいったいどのような女なのだろう。
テーブルの少し手前で祐志は美鈴に止められた。
「北岡様、お席に着かれる前に、もしお嫌でなかったら、私がフェラチオをさせていただきたいのですが、いかがでしょうか」
「えっ?」
 祐志はまたしても耳を疑った。
「フェラチオって、あの、チンポをしゃぶる、あれ?」
「はい、しゃぶらせていただきたく存じます。ここでは、あやか奥様に会われる殿方は、お会いになる前に私がフェラチオをさせていただくことになっておりますので」
「なるほど。あやかさんに妙な欲情を起こさないように、事前に性欲を処理しておこうというわけですか」
「どうしてもお嫌でしたら、無理にとは申しませんが」
「いや、そこまで言うのなら、やってもらいましょう」
 祐志は足を肩幅に開いて仁王立ちになった。
「かしこまりました」
 美鈴は祐志の前に跪き、
「失礼します」
 と言うと、祐志のズボンのチャックを下ろし、中からペニスを取り出して、それを口にくわえ、ぺろぺろとしゃぶり始めた。顔を前後に揺らしてずぼずぼと舐めたり、横の方をくすぐるように舐めたり、それを交互に繰り返してかなりのテクニックだ。
 祐志はだんだんと気持ちよくなり、そしてペニスも勃起していった。
「体に触ってもいいですか」
 祐志は尋ねた。
「はい、ご自由にお触りください」
 フェラチオで口を塞がれている美鈴に代わって香織が答えた。
「それじゃあ」
 と祐志はまず美鈴の裸の肩を撫で始めた。そしてその手をだんだんと下に下ろしていって、レオタードからはみ出ている乳房へと達した。祐志はその乳房を揉んだり、指で突いたりしたが、ついに乳房の下の方に手を回して、レオタードから乳首もろとも乳房全体を掴み出した。
 露わになったその乳房を鷲掴みにしてぐにょぐにょと揉む。すると美鈴はよく心得たもので、祐志が乳房を揉むリズムとペニスをしゃぶるリズムとを合わせ始めた。
「もうダメだ。イク!」
 祐志は親指と人差し指とで美鈴の乳首をつまんで、そこにギューッと満身の力を込めた。と同時に、美鈴の口の中で、どくどくと射精を始めた。美鈴はそれをすべて口の中で受け、そして出し終わるとごくりと全部飲み込んでくれた。
「北岡様、どうもありがとうございました」
 美鈴は深々と頭を下げる。
「いえ、こちらこそありがとうございました」
 祐志も軽く頭を下げた。
 そして祐志はようやく席に着かされた。美鈴は、祐志に掴み出された乳房を再びレオタードの中にしまうと、テーブルから少し離れたあたりで両手を前に揃えて起立した。香織も、祐志を挟んで美鈴とは反対側で、同じく両手を揃えて起立した。この態勢で三人は久野あやかの出現を待った。


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