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熱いバトル・トーキング
【その他 官能小説】

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スタジオにて-5

「あの、私は三十六歳です、名前は悠太郎と言います、
仕事は、あっ、まだ言わなくともいいんですよね」
 そう言って彼は頭を掻いた。

 一見して生真面目そうな彼がそう言うと、皆クスクスと笑い、
緊張した雰囲気が和んでくるようである。

「そうですよ、悠太郎さん、ではどうぞ、
なかなか人様の前では言えないテーマですが、
しかし、今日は皆様には本当の思ってることを言っていただきたいのです。
 後で言い忘れたことを追加しても構いませんからね、

 他の皆様にも、同じテーマで発言していただきますのでご安心を、
悠太郎さんが発言した後で聞いてみたいことがあれば、
皆さんからも質問してあげて下さい」


「分かりました、この座談会がそういう趣旨でしたね、
では、まず性についてですが、
大きな意味で言うと、
性とは子が親から受け継いだ遺伝子によって位置づけられて、
男 又は女として生きてくためのシンボルとして一生関わるものだと私は思います。

 それからセックスとは、その遺伝子を伝えるべく、
親の意思又は生き方や思い等を継承するための特別なある行為…
だと私は思うのです、
ちょっと固くなりました、こんなもんでよろしいでしょうか?」

「ありがとうございます悠太郎さん、それで結構です。
悠太郎さんの言われるように、確かに性もセックスも、
そのように一般的には定義をされているのでしょう。
それに対して何か悠太郎さんに、どなたか聞いてみたいことがありますか?」

 少し間を置いて、若い二十代の男性が手を挙げた。

「あの、俺はまだ二十二歳の若造ですが、ひとつ聞いてもいいっすか?」
 悠太郎は少し緊張した顔をして、その若い男性の顔を見た。

「どうぞ」
 司会者の信一郎は、その方を向いて指を指して言った。



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