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藍雨
【SM 官能小説】

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藍雨(後編)-3

ディルドのひんやりとした先端が、ヌルヌルとぼくのお尻の狭隘なすぼまりを探っている。

彼女はすぐには挿入しない。ぼくを焦らせば焦らすほど、きっと彼女の欲情は増してくるのだ。
まるで小鳥の嘴で啄むように、尻芽の薄襞が刺激される。


燿華さんは、ぼくの臀部をゆっくりと引き寄せ、彼女の腰をあてがっていく…。

ディルドの先がお尻の芽をゆっくりとらえ、太く長いものがそのすぼまりに分け入るように
ゆっくり挿入されようとしていた。彼女は片手をぼくの股間にまわし、ペニスに触れる。すでに
ぼくのペニスはぶるぶる震えながら、これから受け入れるディルドの快感を予感し、腹部と付着
するくらい亀頭をもたげ勃起している。


ディルドの先端は、蕾芽のすぐ手前まできていた。ぼくのお尻の穴は、ディルドを早く咥えるこ
とを望んでいるかのように、肛門をゆるませ始めている。おそらく、女性が陰部に挿入されると
き、秘肉が蜜液で濡れ花唇を喘がせるのと同じように、ぼくのすぼまりも燿華さんを待ち望むよ
うに潤んでいるような気がした。 


一瞬、ぼくは息を吐くと、からだ全体の力を抜いた…。

肉芽のまわりの筋肉がぶるっと震えたとき、肛門の重なった肉襞がゆるやかに開く。ディルドの
ひんやりした先端をぼくの蕾芽がとらえると、ねっとりと汁を絡めながらすぼまりの奥にディル
ドを導いていくのだった。


…あうっ…ううっ…

ぼくは、悩ましい喘ぎ声をあげながら上体を少しずつ反らせる。
燿華さんが腰をじわりじわりと押しつけるごとに、ディルドは、ぼくの粘膜を刺激しながらぬる
りぬるりと徐々に肛門の奥深く挿入されていく。

「と、とても気持ちいいです…もっと…もっと奥までお願いします…」

からだの中に、まるで新緑の葉群のあいだから差してくる、木もれ陽を浴びるような爽快な痺れ
を感じながら、ぼくは、燿華さんに向かって媚びるような言葉を洩らす。


嗜虐される愉悦に、しだいに熱くなる肉奥の感触に身悶えながら、ぼくは大きく体をのけぞらせ
ていた。ぼくの肉体の芯から発せられる生あたたかい悦びが、ディルドをとおして強く彼女の体
の中に伝わっていくのだ。

…あっ、あっ…

燿華さんに犯される悦びに、ぼくの喉咽の奥が小刻みに震える。

自分でも信じられないくらいお尻の穴の粘膜が熱く吸着度を増し、燿華さんの突き出す太くて
長いディルドを奥深く受け入れようとしている。

燿華さんのディルドが、ぐりぐりとねじ込まれ、ほくの中で膨張し、肉襞を裂きそうになる…。

ぼくはディルドが挿入された臀部をくねらせながらも、その快感に酔ったように熱っぽい喘ぎを
繰り返した。燿華さんは、ゆっくりと腰を揺すり、背後から挿入したディルドの反復を始めると、
ぼくの尻芽の際で、甘酸っぱい音がする。



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