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共犯ゲーム
【SF 官能小説】

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サオリちゃん-1

暗い映画館にいたので、近くの公園で青空や緑を眺めていると体の大きな女の子が近づいて来た。

「お兄さん何してるの?」
「えっ? あっ。周りの景色を見てたんだよ」

急に聞かれて僕はそう答えた。いくら子供でも発育の良い女の子だから、そんな子が僕に話しかけるのもおかしい。
きっと、実験体Aの効果だと思った。
女の子は悪戯っぽく笑って、自分のすらりと長い足で僕の両足を挟むようにして前に立った。

「これでも見える、景色?」
「君が前に立っているから少ししか見えないよ。」

するとその子は大胆なことをした。彼女は前から抱きついて来たのだ。
正確に言うとベンチに腰掛けている僕の膝を太腿で挟むように膝立ちして僕の顔を彼女の胸で塞いだのだ。
彼女は僕の頭を両腕でしっかり抱いて、自分の胸の膨らみで僕の目を塞いだのだ。

「じゃあ、これは?何か見える?」
「み…見えないよ。目がつぶれる…」

この言葉に彼女は少し胸を離した。
そのとき、僕は彼女がブラジャーをしていないことに気がついた。
白いTシャツの上から乳輪と乳首の出っ張りが透けて見えた。僕は瞬きをした。
すると僕の睫毛が彼女の乳首を刺激したらしい。

「うふふ…くすぐったい。」

でも、僕はこの年齢の少女は合意があっても猥褻な行為をすれば犯罪になることを聞いたことがあるから、なんとか離れようと思った。

「重いし、景色が見えないから降りてくれるかな?」

僕は笑顔で相手の機嫌を損ねないように頼んだ。

「良いよ。おんぶってくれたら」

僕の膝からひょいと降りると両手を前に出して彼女は立った。
僕は逆らわずに彼女を負ぶった。彼女は下手をすると成人の小柄な女性並みの体格があるから僕には戸惑いがあった。
彼女は僕に負ぶさると、背中に胸の膨らみを押し付けて来た。
すると乳首が固くなっているのがはっきりわかった。
僕は彼女を負ぶったまま、猛スピードで走り回るとベンチに戻って、彼女をベンチの上に降ろした。彼女は自分のことをサオリと言っていた。

「はい、これでおしまい。サオリちゃん、またね。」
「ああっ…お兄さんもう少し」
「やあだよう!」

僕はできるだけ明るく爽やかに笑って逃げて来た。
彼女のゲームを平和なまま終わらせる為に。

 


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