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どうして....好きになってはいけないの?
【純愛 恋愛小説】

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二人が選んだ未来(こたえ)-2

「良かった!」
舞姫はさらに体をくっつけてきた。優羽は嬉しい反面戸惑いを覚えていた。どこか....いつもと違う舞姫に....何かあったのだろうか....優羽は少し不安を感じた....
「ネェ?まだ着かないの?」
舞姫が少しモジモジしながら聞いてきた。
「もう少しかかるけど...どうして?」
「トイレ....」
舞姫が小声で囁いた。
「我慢出来ないなら、あそこのコンビニで借りたら?」
優羽は少し先にあるコンビニを指差した。
「もう...女の子に恥ずかしい事....言わせないでよ!」
舞姫は恥ずかしそうに呟いた。
「女の子なんてどこにいるの?四捨五入したら30になる......」
「ちょっと!気にしてる事言わないでよ!」
そう言って優羽の横腹を抓った。
「痛っ...何するんだよ!」
「優羽が変な事言うからでしょ!」
舞姫は少し怒ったように言った。
「ゴメン.....」
優羽が素直に謝ると
「仕方ない!許してあげる!」
舞姫はそう言って笑った。
「ゴメンね!ちょっと待ってて!」
舞姫は慌ててコンビニに走って行った。優羽はコンビニの前で舞姫が出て来るのを待っていた。
「小鳥遊!」
声をかけられた。優羽が声がしたほうを見ると、優羽と同じゼミの仲間が立っていた。
「これから一緒に遊びに行かないか?ってこれから旅行に行くのか?」
優羽が手にしている荷物を見つけ聞いてきた。
「いや...これは....」
そう言いかけた時
「優羽!お待たせ!」
コンビニにから舞姫が出て来た。
「優羽?お友達?」
舞姫が優羽に問いかけると
「彼女が来てるならそう言えよ!邪魔者は消えるよ!じゃあな!」
そう言って去って行った。
「彼女だって....」
舞姫が嬉しそうに笑った。
「どうしたの?嬉しそうだね!」
「えっ?...そうかな?」
舞姫は惚けて見せた。


「着いたよ!」
舞姫は優羽の部屋に入ると
「以外と綺麗にしているね!」
「以外とはなんだよ!俺の部屋はいつもこうだったろ!」
「えっ!?そうだっけ?」
舞姫は惚けてそう言ったが、実際....優羽の部屋はいつも片づけられていた....優羽の真面目な性格そのままに....
「姉さん?これから買い物に行くけど....何か食べたい物ある?」
「優羽の作ってくれる物ならなんでもいい....って..なんで優羽が作る前提になっているのよ!!」
「えっ?だって姉さんは......」
「それは3年前の話し...今は.....」
「本当!姉さん!!」
一瞬..優羽は期待した....舞姫の手料理を食べられるのではないかと....以前食べさせられた物は死ぬほど不味かった....そのおかげで優羽の料理の腕は上達したのだが....
「さて!ここで問題です!私の料理の腕は上達したのでしょうか?」
「えっ!?」
優羽が驚いていると、舞姫は笑顔で右手の人差し指を立てて
「1...お母さんに仕込まれてものすごく上達した!!」
それから中指も立てて
「2...お母さんに任せきりで全く上達していない!!.....さてどっち?」
「2番!」
優羽は即答した。


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