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凶眼
【制服 官能小説】

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〜第5章〜 土曜日 セクシーエンジェル-7

 だが、股間はすでに限界を超えていた。まだ彼女をイかせられないのか?
 「ラウム様‥、もっとぉ、もっとぉ‥」
 僕の首にしがみつき、シルヴィアはむせび泣くように哀願する。
 頭の中が真っ白になり、目の前を純白の輝きが覆う。くそぉっ、負けるものか、僕は選ばれるんだ、この女を僕のものにするんだ、するんだ!
 一心に腰を振りながら、僕は白い輝きに飛び込んだ。

 「あ〜あ‥」
 長い嘆息がこぼれる。
 暗い一室をモニターの微光だけが照らしていた。壁面に設えられた大画面のテレビには、ベッドの上で絡みあう男女の交配図が映し出されている。
 画面の中で男は女を組み敷いて、短いセックスの後、ついにイキ果てたようだ。
 「残念ね〜、ほんと惜しいところまでいったのに‥」
 先ほどの嘆息とは別の声、青いドレスを着た若い娘が物憂げに答える。
 この観賞会は終了したのか、室内のシャンデリアが灯り、豪奢な部屋と3人の美女を照らし出す。
 不首尾に終わった結果は予想の範疇内か、落胆の色はそれほど濃くない。
 「でも、良かったかな?あんなオタク坊やがガルファード様の魂の器じゃなくて‥」
赤いドレスの娘、リスティアは大きく伸びをしてソファから立ち上がる。
 「ねっ、ゼノビアお姉さまもそう思わない?」
 三姉妹の長女たる紫の美女は、モニターから目を離さずに答える。画面では、満足しきれなかった娘が、気だるげにベッドを下りるところであった。
 「そうね‥、確かにハンサムとは言い難いけど、ガルファード様の魂を受け継ぐのに容貌は関係ないのよ」
 「あら、私はハンサムのほうがいいわ。だって、私達の御主人様となる方よ?」
 リスティアの双子の妹、青いドレスのレスティアは不服そうに異議を立てる。
 「でも、この数十年で、ここまで到達したのは彼だけよ。案外ひねくれ者が相応しいのかしら?」
 ゼノビアの言葉に、レスティアは肩をすくめて、顔をしかめる。冗談ではないと言いたげだ。
 「それでお姉さま、あの子はどうするの?」
 「‥いつも通り、処理するだけよ」
 珍しく試験者を褒めたようだが、どうやら執着はないようだ。モニターの中でうずくまったままの男を見やり、リスティアは鼻を鳴らす。いくら惜しくても、彼もまた用済みの一人にすぎないのだ。
 やがて短いノックの後、部屋に4人目の娘が現れる。隣の部屋からここに来るのに、さして時間はかからない。
 入ってきた半裸の娘に、双子は嘲弄と欲望の混じった目線を投げかける。剥き出しの乳房に、乱れたスカート。ニーソックスの片方はずれ下がり、白い素足に精液がこびりつき、興奮冷めやらぬ身体は、ほんのり色づいている。


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