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凶眼
【制服 官能小説】

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〜第5章〜 土曜日 セクシーエンジェル-8

 「ふふっ‥御苦労さま」
 レスティアの揶揄をよそに、ルーデンス学園の生徒会長はゼノビアのもとへ歩み寄り、かつてラウムが持っていた赤い首飾りを差し出す。
 彼女の運命を変えた赤い宝玉、恐るべき力を秘めた支配の瞳は、今本来の持ち主に返された。
 「貴方‥、シルヴィア‥だったかしら?」
 「‥はい」
 魔窟の女主人は、初めて関心を持ったように奴隷の顔を覗き込む。
 「ふぅん‥、試練は失敗だったけど、貴方にはまだ使い道がありそうね」
 「‥‥」
 シルヴィアは何も答えない。ただ、ゼノビアの赤く輝く右目に見据えられたままである。
 肌の張りや胸の形はゼノビアのお気に召したようだ。
 「もう少し成熟したら、私の身体にしてもいいかしら‥」
 謎めいた独り言も彼女には理解できない。ただ、主人の言いつけに従うだけ。
 「‥はい‥ゼノビア様」
 新たな主人にも、彼女は従順であった。
 「ねっ、ねっ、お姉さま」
 嬉々とした表情で、リスティアは虚ろに立ちつくすシルヴィアを、後ろから抱きすくめる。
 「この娘はお店で使うのよね。処理する前に、少し遊んでもいいでしょ」
 「またぁ!?どうせ記憶は消しちゃうのよ?」
 呆れたようなレスティアの声が、ソファからかかる。
 「でも、ほら、こんなになってるのよ、満足させてあげなきゃ可愛そうじゃない」
 絡みつくように裸の胸と股間に手を這わせ、敏感な部分を刺激する。たちまちシルヴィアは女の声で喘ぎ始める。
 股間に差し入れていた手を抜くと、指先は濡れそぼっていた。目の前に差し出されたその指を、かつての聖女は卑しく舐め始める。
 「‥仕方ない子ね、‥好きにしていいけど、痕はつけちゃ駄目よ」
 「やたっ!」
 喜悦を上げるリスティアに、ゼノビアはやれやれと言いたげな面持ちを向ける。
 「先に彼を説得してくるわ、‥シルヴィア、その子たちの言うとおりになさい」
 「‥はい、ゼノビア様」
 ゼノビアが立ち去るや否や、リスティアはベッドに従順な奴隷を押し倒す。
 「ほら、レスティも早く!」
 「全くもぉ‥しょうがないわね‥」
 面倒そうなのは口だけで、今やレスティアも妖しい光を瞳に湛え、女体の交わりに加わる。夜具の上で、赤と青の双子の身体が白い聖女に絡みつく。
 「さぁ、女にしか分からない性の悦び、教えて上げるわ」


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