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凶眼
【制服 官能小説】

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〜終章〜 月曜日 ラウム-4

 Ru・Ru・Ru‥
 ラウム・クルーガーが駆け出してすぐ、ルーデンス学園の生徒会長は、懐から携帯電話を取り出した。何処のメーカーにも属さない携帯は、短い着信音を発している。
 「‥はい、‥ええ、大丈夫です。」
 先ほどとは打って変わって、感情のない声が電話に応じる。
 「記憶の断片が浮き上がっているようでしたが、暗示で忘れたようです。もう思い出すことはないでしょう」
 それは彼の運命を暗示する、最後の報告となった。電話口の向こうで、彼女の主人は新たな指示を下す。
 「‥はい、夕刻にはミリアとお店の方へお伺い致します。‥はい、黒いビキニと白いレオタードですね、かしこまりました」
 虚ろな生徒会長の瞳に、蕩けるような欲情の火が灯る。性の悦びを覚え、従順な奴隷と化した聖女は、通話の終わりに主人への服従を示す。
 「はい、ゼノビア様‥、私シルヴィア・ウィンストンは、悦楽の奉仕に身も心も捧げることを誓います」
 始業のベルが鳴り響き、学生の時間の始まりを告げる。
 淫靡な笑みを昼の顔で隠し、快楽をその身に刻みこまれたシルヴィアは、ルーデンス学園の生徒会長を演じるため、教室へと歩み出した。


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