投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

天狗屋物語
【SM 官能小説】

天狗屋物語の最初へ 天狗屋物語 21 天狗屋物語 23 天狗屋物語の最後へ

天狗屋物語(後編)-8

深夜、店を閉めたあと缶ビールを手にしながらパソコンを覗き見る。「谷 舞子」という女から
の返事のメールは、まだ来ない。いや…きっと来る…オレの予感は外れたことがない。


珍しく爺さんが、こんな時間にオレの部屋に入ってくる。

「ニイサン、頼むよ…あの女だけはゆるせねえんだよ…」

爺さんは、高級ブランデーと女の写真をオレの前に差し出す。どうも、爺さんが以前から捜して
いた女が見つかったらしい。

四十歳半ば頃のサエコという銀座の美人ママだ。オレは写真を手に取る。以前、爺さんが働いて
いたストリップ小屋の女ボスだったらしい。長い髪をした鼻筋の高い美人だが、眉を剃り込んだ
気の強そうな顔だ。

女組長って感じか…。派手な赤いチャイナドレスのスリットから覗いた太腿には、蝶の彫り物が
見える。

からだ全体からムチムチした肉の匂いがする典型的な女王様タイプだ。白いハイヒールをはいた
足首は、キュッと締まっていて、脚フェチのオレとしては年増だけど申し分ない女だ。女王様タ
イプの女を縛り上げて弱音を吐く顔を想像すると、何とも言えないほどオレの嗜虐心が煽られる。


なんでもこの女、そのころのストリップ小屋では、永遠の処女なんて呼ばれていたらしい。

「なんで、処女なんだよ…」と、オレは久々の高級ブランデーを遠慮なくコップに並々と注ぎな
がら言う。

「処女かどうかは知らねえが…サエコはレズ女でね…ところが、こいつは、ただのレズじゃない
…男に対しては容赦ないサド女で、オレはこの女にひどい目にあったんだ…」

なんでも、爺さんが店の売上金をチョロまかしたのが原因だ。それがバレて、一週間も小部屋に
監禁され、丸裸にされて天井から鎖で吊され、痛い目にあわされたそうだ。

「ひでえもんだよ…あのとき、オレはすでに六十歳のジジイだぜ…」なんて、ヒッヒッと口元
を歪め、淫靡に笑いながら言う。

「あの女に、チン○ンをしごかれ、何回も強制的に射精をさせられたぜ…変な薬飲まされるから
勃起はするが、そのうち勃起しなくなると鞭打ち…あんたみたいに若いといいけど、オレも歳
だったから、毎夜のようにはチン○ンも元気にならないよな…」


シャツ一枚で変な柄パン姿の酔った目をした爺さんが、胡座をかいて一升瓶からコップに酒を注
ぐ。痩せた鶏ガラみたいな爺さんの裸なんて見たくもないが、チン○ンなんて、とても見る気が
しない。

「あのときは、さすがにオレも根をあげそうになったぜ…柱に縛りつけられ、チンチンの尿道へ
のカテーテル責めだ。でも、ただのカテーテルじゃない。あの特別なカテーテルには、導線が埋
め込まれてあったのさ…

尿道に深く挿入されたカテーテルに、断続的に刺激的な電流を流すと、刺激でチン○ンが跳ね上
がる…笑い事じゃねえぜ…サエコも、よくこんなものをもっていたものだぜ…サエコの笑う前で、
オレは生汗かいて苦しがったね…

最後は、サエコに、ライターで尻の毛とチンチンの毛を焼かれ、最悪は、スタンガン責めだぜ
…それも、尻の穴に突き立てられ、さらにチン○ンやタマタマに押しつけてな…容赦なくあの女
は高笑いながらオレを責めやがった…挙げ句の果て、今でも勃起不能ってわけだ…」

オレは、爺さんには申し訳ないが、思わず大笑いしてしまった。



天狗屋物語の最初へ 天狗屋物語 21 天狗屋物語 23 天狗屋物語の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前