天狗屋物語(後編)-6
「…おっ、お願い…トイレに…トイレに行かせて…」と、顔を床に押しつけたまま膝を着き、尻
だけを高くもちあげたミヨコは、尻を苦しげに悶えさせながら弱々しい声を吐く。
「まだ、早いんじゃないか…女は我慢だぜ…我慢する女って色っぽいよ…」と、爺さんがミヨコ
のケツの穴に楽しそうに煙草の煙を吹きかける。
「も…もう、我慢できないわ…ダメなの…お願い…はっ、早くして…」
「聞こえねぇな…人にお願いするときは、もっと丁寧に言うもんだぜ…先生、学校で教えている
んだろう…ご主人様、どうかおトイレに行かせていただけませんか…なんてね…それよりまず、
あのときオレのキンタマを蹴り上げたことを詫びてもらおうか…」
オレは、悶えるミヨコに寄り添いながら、縛ったオッパイを揉みながら淫猥に言ってやった。
爺さんは、コップに酒を注ぎながら薄ら笑いを浮かべている。
小刻みに唇を震わせながらも、ミヨコはオレをにらめつける。その瞳がまたかわいいものだ。
オレは彼女の乳房から臍のあたりをなぞり、浣腸液の注がれた下腹をゆっくり指圧しながら揉み
始める…。
ああっ…あっ…
下腹をオレの手に刺激され、ミヨコは苦しげに喘ぎ、くの字にからだを折り曲げようとする。
「言えねえのか…ミヨコ…素直じゃないな…このままずっと我慢するかい…」
下腹の熟れた彼女の肌触りが何ともいえない。腹の中でゴロゴロと微かな音が聞こえてくる。
嬉しくなったオレは、ミヨコの下腹にグッと指を埋め、さらに執拗に揉みあげ続ける。
「ああっー、やっ、やめて、お願い…」
すでにミヨコは泣きそうな顔をし、腹部の鈍い痛みに首筋から脂汗を滲ませている。おまけに
むっちりとした太腿の付け根のふさふさとした陰毛さえじっとりと濡れている。
「なんだ…ミヨコって浣腸されて感じているのか…ほら、こんなに濡れているぜ…」
浣腸されて感じる女も久しぶりだ。この女、正真正銘のマゾかもしれないなんて、ふと思う。
卑猥なオレの言葉を聞く余裕がないほどミヨコは、烈しい息づかいとともに尻を振る。そろそろ
排泄欲にたえるのも限界を迎えているようだ。歯を噛み鳴らしながら髪を振り乱し、苦痛に瞳を
潤ませている。
「早く、詫びの言葉を言わないと腹が裂けてしまうぜ…ご主人様、申し訳ございませんでした…
罰としてわたしの体をご主人様にお捧げしますってね…簡単じゃねえか」
「わ、わかったわ…言うわ…」