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天狗屋物語
【SM 官能小説】

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天狗屋物語(前編)-7

「少し乱暴だったけど、すまないな…ヨシエさんよ…」

柱に立ち縛りにされたヨシエは、うっ、うっと、からだを悩ましく捩りながら悶える。パンスト
に包まれたムチムチした太腿の内側が、かすかに強ばっているのがわかる。


玉猿轡を咥えた唇を、爺さんの黒ずんだ指先が卑猥になぞる。ヨシエの唇はなかなか色っぽい。
どうして女の唇は、何かを咥えると色っぽさを増すのか不思議だ。

そして、いきなり爺さんは、ヨシエの形のいい胸をブラウスの上から鷲づかみにする。

「…ええ、乳しとるわ…」と言いながら、ヨシエの胸をいやらしく揉みだす。

皺枯れた長い指は、まるででかい蜘蛛のようにヨシエのブラウスに吸いついている。恥ずかしげ
にひきつった頬を赤らめたヨシエの顔は、妙にかわいいものだ。


「ええか…女っていうのは、少しずつ脱がせていくのが楽しいものだぜ…あんたみたいに、いき
なり裸にして、縛り上げるっていうのは、情緒に欠けるんだよ…」

爺さんは、オレにそう言いながら、ゆっくりとヨシエのブラウスのボタンを外していく。

まさか、爺さんから、ジョウチョなんて言葉を言われるとは思わなかったぜ…まったく…どうせ、
やることは同じじゃねえか…


ヨシエのなだらかな白い肩肌が剥き出しになるくらい、ブラウスをゆっくりと開いていく。

こうして見るとヨシエの首筋から乳房のすそ野へかけて露わになった雪肌は、間違いなく三十路
女の肌理の細かい滑らかな光沢をもっていた。薄いピンク色のブラジャーが、ヨシエの形の整っ
た桃のような乳房をぴったりと包み込んでいた。


爺さんは、淫猥で粘っこい指圧をヨシエのブラジャーの上から乳房に加えながら、ブラジャーを
たくしあげる。白く瑞々しい肌をしたお椀のような乳房が、すそ野からぷるぷるとゼリーのよう
に揺れながら溢れる。まだ薄桃色の形のいい乳首が艶っぽい。オレは思わず生唾を呑み込んだ。


「女子高生みたいな可愛い蕾じゃねえか…男に吸われたことのない乳首だぜ…」

ヨシエは、その爺さんの言葉に恥ずかしげに嗚咽を洩らすが声にならない。玉猿轡を咥えた薄い
唇から微かに涎が滲んでいる。


爺さんは、ヨシエの形のいい、撥ねるような乳房を掌で支えるようにして、指で卑猥に揉み始め
る。うっとりと痺れるくらいの粘りをもったもち肌だ。爺さんは、しっとりとした乳肌の感触を
酔いしれたように楽しんでいる。

そして桜色の乳輪をなぞり、可憐な桜桃の蕾のように突起した乳首を、黒ずんだ爪をした指先で
摘みあげるようにコリコリしごく。

「ええ堅さしとるわ…」といいながら、爺さんは顔を寄せ、いきなり乳首にかじりつくように、
乳首を吸い始めたのだった。


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