凌辱-4
「たっぷり嗅がしてもらうぜ」
「ぃ…ぃゃぁ…」
リーダー格の男がその匂いの元に触れる事なく。
私の前、股ぐらの間へと周り込みました。
私は羞恥の心を刺激されながらも。
リーダー格の男の次なる卑猥な仕打ちに。
身も心も震わせて待つだけです。
そして…。
「んはっ!やぁぁぁっ!」
ジタバタと全身を藻掻かせる私。
クンクン…。
リーダー格の男は。
私のしっとりと湿ったスラックス。
それに包まれた私の股ぐらに覆面の下の鼻を押しつけ。
鼻を鳴らして香っています。
「んはぁぁっ!いやぁぁぁっ!」
正直、とてつもなく恥ずかしいのに。
鼻先のごりごりした感触についに一番敏感な場所を擦られ。
羞恥心混じりの身震いするような快感に全身を震わす私。
「くさっ!すっごい淫乱臭だぞ…婦警さん」
嬉しそうに鼻を鳴らし続けるリーダー格の男。
「そん…なぁぁ…」
この人…なんて酷いの。
淫乱臭なんて言われたら…わたしっ、私。
私はガクガクと身震いながら。
淫乱臭の元を更に溢れ出させてしまいます。
「伊達にスラックスまで湿らせいる訳じゃないな」
尚も私の湿った辺りに鼻先を押しつけるリーダー格の男。
とは言っても鼻は覆面の下。
見た目で私のスラックスが湿っているのに気がついたようです。
「んっはぁ!あぁぁぁっ!」
心と股ぐらを刺激されまくる私。
もう溢れ出る声を抑える術を知りません。
「あっ!あぁぁぁ!おまんこ…いいっ!」
私の声に共鳴するようにひときわ千里さんの大きな喘ぎ声が聞こえてきます。
『おまんこ…いい』なんて。
なんてはしたない子。
でも。
私も…。
「ちょっと待てろよ…婦警さん」
そんな事を考えている私の股ぐらから顔を上げるリーダー格の男。
えっ!?
このまま放置されてしまったら私は…。
一抹の不安と恐れに苛まれます。
そんな私を残し離れるリーダー格の男。
待って。
口に出しては言えず。
そんな視線で切なげリーダー格の男の背中を見つめる私。
千里さんの近くで。
身を屈めるようにして何かを拾うリーダー格の男。
そして。
良かった。
密かに胸のうちでホッと安堵する私。
リーダー格の男は直ぐに私の元に戻って来てくれました。
その手にはナイフが。