今夜は兄妹ふたりっきり-4
(何?…もっと近くにいる人?)妹の言葉にドキン!とした。
(今もすぐそばにいる?…え?それってひょっとして…オレのこと?)
それを訊いて確かめる前に、逆に、僕に彼女がいるかどうかを訊かれてしまった。
「彼女なんかいないよ」僕はすぐに答えた。
…そしてはっきりと告白した。
「オレの好きなのは、真知…お前だから」
心臓はどきどきしているが、意外と平静に言えた。自分の偽らざる正直な気持ちだからなのだろう。
眼をそらさず、妹の顔をじっと見詰めた。
自分の言葉にやや感情的になった私は矢継ぎ早に次の言葉を放った。
「お兄ちゃんはどう?…好きなひとがいるんでしょ?」
「だから、全然私なんかかまってくれないんでしょう?」
…すると、兄は私がもっとも幸せになれることを言ってくれた。
彼女なんかいない…私が好きだと。
びっくりしたが、兄の眼差しは真剣だった。
(嘘じゃない!…お兄ちゃんの好きなのは私なんだ!…嬉しい、嬉しい、嬉しい!)
…涙が滲んでくる。
真知子の眼が涙で潤んだ。
…愛おしさがこみ上げてくる。もう我慢できない。
そっと妹の顔を両手で挟み、自分の顔を寄せ、そのまま唇を重ねた。
妹の唇は震えていた。しかし、僕が舌先を入れても妹は抵抗しなかった。
むしろ口を半開きにして僕の舌を受け入れると、自分の舌をからめるようにして僕の舌を吸った。そして、そのまま舌を入れ返してくる。
妹の手に導かれるようにして、僕は妹の胸にパジャマの上から触れた。
ふくよかな乳房だった。
…いつの間にか夢中で揉んでいた。
真知子が体をぶつけるようにして、僕に抱きついてきた。
僕がゆっくりと仰向けに倒れると、Tシャツを捲り上げて僕の胸を撫で回す。
片方の手が下半身に伸びてきて、僕の「モノ」をGパンの上からまさぐってきた。すでに大きくなっていた僕の肉棒はますますいきり立った。
兄の顔が近づいてきた。
(あぁ…お兄ちゃんが私にキスをしてくれる)(何度この場面を想像したことか)
少し震えながら兄は唇を重ねてきた。そして、しばらくして兄はそっと舌を入れてきた。私も夢中で兄の舌を吸った。甘い唾液が混ざり合った。
気が付くと、ふたりはお互いにむさぼるようにして舌をからめ、口を吸い合っていた。
私は兄の手を取って自分の胸を触るようにせがんだ。兄は、最初は恐る恐るであったが、次第に大胆に胸をまさぐってきた。
たまらなくなった私は、力を込めて兄をベッドの上に押し倒した。そして、着ているシャツを押し上げて、兄の胸を愛撫する。
(お兄ちゃんの肌に触れるのは何年振りだろう)
もう、恥ずかしさは捨てた。
手を下に降ろして兄のそこを触ると、膨らんでいたものが、もっと大きく硬くなってきた。
(あぁ…お兄ちゃんのペニス!)