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十字架を背負いし者
【ファンタジー 官能小説】

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十字架を背負いし者-3

アリシアが眠りについてもディンとドミニクは酒を酌み変わし続けた。
酒に酔ったディンは亡き女房の思い出やアリシアがいかに可愛いかを延々としゃべり。
微笑みを浮かべたドミニクは始終聞き役に徹した。
そして話が一瞬途切れた。
ドミニクが真っ直ぐな瞳でディンを見つめる。
「ディン…」
「な…なんだい」
オアシスの湖面の様に静かなドミニクの表情にディンは一瞬戸惑った。
「あんた…いい男だな…」
ドミニクは立ち上がり…ディンに近づくと。
やや酔っ払ったディンの胸元を掴んで引きずり立たせる。
二人の距離は極々近く…ドミニクの熱い吐息がディンの唇にかかっていた。
ディンはドミニクの吐息を感じながら戸惑った様な笑みを浮かべている。
更にドミニクの唇が近づいてきた。
ドミニクとディンの唇が重なる。
貪る様なドミニクの口づけ…ディンも貪る様に応える。
二人はきつく抱き合いながら木のテーブルの上に倒れ込む。
簡素な木のテーブルがベットの代わりだった。
「お…俺は…そんなつもりで…」
ドミニクに組み曳かれたディンが困った様に笑いながら言った。
「判っている…アタシがそうしたいだけだ…」
「だけど…よう…」
「もう何も言うな…おまえがそんな下世話な男ではない事は充分承知している」
ドミニクはディンの上で旅の衣装を脱ぎ捨ててゆく。
ディンもどこか躊躇いがちではあるが自分の衣服を脱ぎだした。

衣服を脱ぎ捨てたドミニク…。
その裸体は褐色で女性らしいふくよかさと野獣の様な強靭さを併せ持っていた。
乳房の膨らみは申し分なく、ウエストのラインもしなやかで美しかった。
肌の肌理も細かそうだった。
ただ…その肌理の細かい肌に無数の古傷が跡を残し、腕や腹にはしなやかそうな筋肉が浮き出ていた。
その身体が今までのドミニクの人生を雄弁に語っていた。
「ドミニク…」
ディンは昔から恋人の様にその名を呼ぶと目の前の女戦士のたわわな乳房に自分の手を這わした。
「あぁぁ…ディン…」
ドミニクは普段は絶対に他人に聞かせない女の声を出してディンの手に自分の手を重ねる。
「ドミニク…」
流石にディンもこれ以上はドミニクを拒む事は出来なかった。
一人の男としてドミニクの乳房をまさぐり…その先を優しく口に含む。
「あぁぁぁ…あぁぁぁ…」
ドミニクはディンの頭を抱きしめながら至福の声をもらす。
ディンはドミニクの乳房をまさぐりながら彼女の下着の中へと手の先を滑り込ませていった。
男として当然の行為だったし…ドミニクも当然の様にその指先を受け入れた。
そしてディンの指先は力強さすら感じる陰毛を掻き分けドミニクの割れ目に到達した。


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