イカないと決めた日3-1
「主任…主任は犯された事あります?」仕事中に小さな声で不意に田口が聞いてきました。
「あ…あるわけ…ないでしょ」私は小さいけど高い声で怒った様に答えました。
実際…バカな質問を平然としてくる田口には相当ムカついていました。
「じゃあ…痴漢は?」しかし田口は私の怒りなど何処吹く風といった感じです。
「な…ないわよ…」盗撮DVDの件も有り無視する事の出来ない私は泣きそうな声で答えました。
「ふぅぅん…僕はよくやりますよ痴漢…レイプもした事あるし」田口は下品な顔で笑っていました。
「主任も本当はそんな目に遇いたいんでしょ?」
「そんな訳ないでしょ!」私はつい声を荒げてしまいました。
「しっ…だから…みんなにバレますよ」田口は卑劣な笑いを浮かべています。
「レイプした時はねぇ…公衆トイレを盗撮してたんですよ」田口は卑劣な犯行を語りだしました…しかし。
「盗撮されてるのに気が付かないでオナニー始めてちゃった高校生の女の子がいましてね」
「………」黙って話を聞いている私ですが内心は取り乱す程動揺していました。
レイプの話もなのですが…私にはもっと気にかかる事が有りました。
「その盗撮したDVDバラまくって脅して…その子を犯しちゃった」
「酷い…」私は田口の愚劣さに思わず顔を歪めました。
でも…他人事で有りませんでした。
私も…。
「そう言えば…主任…さっきガードルを脱ぎに行ってずいぶん時間かかりましたね」田口は何とも言えない卑猥な顔で言いました。
「………」間違いないようです…私は目をギュッと閉じて俯きました。
実は私…ガードルを脱いだ後、股間の高ぶりを自分の指で鎮めていました。
迂濶でした。
盗撮が好きな田口に狙われているのに私は何て迂濶な事をしてしまったのでしょう。
「なっ!」机の下で不意に田口が私の膝に触れてきました。
「やめて…」私は弱々しい力で田口の手を振りほどきました。
それでも田口は執拗に触って来ました。
そしてその手は膝から腿へとどんどん上がってきています。
「や…やめて…」私は困った様な声を上げながら…弱々しい抵抗を続けました。
「あんまり暴れたら…ホントにバレちゃいますよ」田口は卑怯なセリフを口にしながらパンストに包まれた私の太腿を撫で回します。
私はもう抵抗らしい抵抗をする事が出来なくなっていました。
「それにしても…真面目なフリして主任もスケベですねぇ」田口は嬉しそうに言いながら私のタイトなスカートの裾の中に手を差し込んできました。
「やめ…てよ…」私は小声で囁く事しか出来ませんでした。
「太腿…ムチムチですね…主任」田口はネチネチといやらしい指使いで私の内股を撫で回し続けます。
「や…やめてってば…」私は小声で言いながら股を閉じようとするのですが…田口の手がそれをさせようとはしません。
そして。
ピリィ…。
田口の指先が内股の辺りで私のパンストを伝線させてきました。
「ちょ…ちょっと…」田口の指先がパンストの伝線を押し広げ…その中に押し入って来ました。
「やめて…や…やめなさい…」田口は小声でおののき続ける私を嘲笑うかの様に指先を進め…遂にはその指先が私のショーツに触れました。
「ダメよ…ダメ…」私の声も空しく田口の指先がショーツに包まれた私の割れ目を擦り始めました。
「何か熱くなってるし…湿ってるみたいですよ」田口がニタニタと下品な笑顔を私の顔に近づけて来ました。
「や…め…」私は目を堅く瞑りそれ以上は言葉になりませんでした。