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she+like=love?
【コメディ 恋愛小説】

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she+like=love 〜第二部〜-1

「暑い…溶ける…固体から液体になって最終的には水蒸気になる…」
ピンチだ…気温40度なのに教室には扇風機も無い。
「あははははっクラ〇が立った」
ついに見えちゃいけないものが見えはじめた。
英語の授業、先生は俺のクラスの担任の金〇先生(ジョー○ンズの方の)だ。
「あっはい!今村ぁ〜」
「はぁ〜い」
「あっこれを読みなさい」
黒板には訳の解らない、アルファベットの羅列が並んでいる。解るはずが無い。
「わかりません」
「あっそうですか、では先生が読みます」
先生は前髪をかきあげながら、このアルファベットの羅列を読んだ。
「暮れ〜泥む〜町の〜」
『ローマ字かよ!!』
クラス40人からのツッコミに先生は満足したようだった。
「あっはい、じゃあこれで授業終わり」
先生は前髪をかきあげながら教室を出ていった。
「よぉ誠二、あの先生さ中学行ったんじゃねぇの?」
「よぉ平川晋、平仮名で書くと…」
「もういい!何、前作と同じ事やろうとしてんだ!」
「前作って言っちゃうお前の方がだめだろう」
「もういい!!話を戻すぞ!でっあの先生はなんで中学(3年B組)では無く、うちの学校に居るんだ!」
「っうかなぜ俺に聞く!」
「ロリコン仲間だろ?」
「わかったよ。メールで聞いてみるよ」
「アドレス知ってんのかよ!」
俺は金八先〇に理由を聞くメールを送った。
『暮れ〜泥む〜町の…』
俺の着信音の贈る言〇が流れた。
「はやっ!!」
「ジャスト7秒」
「なんであいつこんなに早いんだよ」
「極めし者だからね」
「誇らしげに言うな!」
「まぁいいや内容言うぞ」
『あっはぃ、あのですねあっプールの時間にデジカメで少女達を撮っていたらなぜか捕まりました』
「…犯罪じゃん」
「さすが師匠!」
俺の頬には一筋の涙が流れた。
「おいっ竹川、お前こいつの彼女だろ?何かいってやれよ」
俺と晋の話しを最初から無言で聞いていた竹川が初めて口を開いた。
「あぁ〜もうっ!暑い!ホット!セクシャルハラスメント!」
最後のセクシャルハラスメントは暑さとは関係ないだろう。
「おいっ!お前もお前の彼女も何なんだ!」
「人間!」
その刹那、晋からの上段回し蹴りをくらった。
「ぐべぽっ」
首が90度回った。
「お前!常人なら死んでるぞ!」
危なかった。今、三途の川をバタフライで半分くらいまで泳いじまった。
「あぁもうだめ!誠二、明日海行こ!」
「はっ?」
「海っ!海っ!」
「海ってもなぁ〜どう行くんだ?」
「大丈夫!秘策がぁるのょん」
「どんな?」
「明日、家に来ればわかるよぉ〜」
海=泳ぐ=水着=ロマン、準備運動は万全(三途の川で)
「行きましょう!」
「おいっ!おまえら!俺の存在忘れてないか!?」
「何だよ、晋、悔しかったらお前も彼女作れ」
「ばかめ俺は独り身が好きなんだよ」
「じゃあ何で一人で『世界の中心で〇を叫ぶ』見に行ったんだよ!」
「うっうわぁぁぁぁ」
晋は号泣しながら自分の席へ戻っていった。置土産にかかと落としを俺にくらわして…今度は三途の川を平泳ぎで7割型、泳いでしまった。


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