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S・S的加虐性愛嗜好
【教師 官能小説】

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S・S的加虐性愛嗜好-3

「気持ち良くしたげる……ね、先生?」
俺を椅子に腰掛けさせ、その上に載った丸木田は俺の耳元に熱い吐息を吹きかけた。
そうして悪戯っぽく笑い、馴れた手付きで俺の身体に指を這わせて行く。
熱っぽく耳元で囁く。
「先生、何処弱い? そこ、責めたげる」
その質問に俺は答えない。口に含んだ飴玉を転がして、檸檬の味を楽しみながら、奴がどう動くのか見ているだけだ。
微笑を浮かべる俺に、丸木田は少々怒ったような様子で耳朶を噛んだ。
甘く噛み、舌先で舐める。
しかし反応しない俺に、更に丸木田が耳朶から首筋へと舌を移動させて行く。
奴が俺を感じさせようと必死なのが、楽しい。
「……先生、もしかして不感症?」
「さあ、どうかな」
なかなか面白いことを言う。
俺は微笑を湛えたまま答える。
すると丸木田は、いきなり俺の一物に指を這わせて来た。
「ッ」
油断していた俺は、思わず身体を跳ねさせる。
嬉しそうに丸木田は声を上げて笑って、やんわりと指で一物を撫でさすった。
「先生もやっぱ此処触られたら駄目なんだ?」
丸木田は双眸を細め、更に俺の股間を刺激して行く。
「ね、先生。女の子みたいに、声上げてみて」
スラックスのジッパーを下ろし、薄布一枚の上から再び一物をさする。
「あたし、先生を虐めたいんだ……」
興奮したような声で熱い息と共に吐いた言葉は、やけにサディスティックだ。
しかし、だ。
俺を虐める? お前にそれが出来るかな?
余裕のある笑みも気に食わない。
俺は絶望や快楽に歪む女の顔が見たいんだ。

「鳴いてみてよ、先生」
徐々に硬くなり始めた一物を、ゆっくりと揉みながら丸木田は言った。
その言葉に、俺は小さく口を開けて喘いでやる。
「あ……」
首筋を仰け反らせ、さも感じているように声を出してやる。
ちらりと丸木田を見ると、嬉しげな顔で俺の下着に手を掛けていた。
ふん……これが演技とも分からないような女が、俺を責めるだけで果たして俺を満足させることが出来るのか?
答えは、分り切っている。
「ん、く……ッ」
俺のものを取り出し、丸木田はその先端を舌で舐め回す。
奴の舌に合わせて俺は声を上げる――こいつをとことん堕としてやるために。
「先生、可愛い声で鳴くじゃん……でっかいの持ってるくせに」
笑って舌を覗かせる淫靡な仕草。
裏筋を舌先でなぞり、亀頭を口に含んで淫猥な水音を立てる。
しかも手で竿を扱きながら、だ。
「はぁッ、ん……!」
俺が声を上げる度に、丸木田のフェラが激しくなる。
声が演技とは言え、俺の絶頂は近い。
それに気付いたか、丸木田が俺のものから唇を離して笑みを浮かべる。
「イキたい?」
先頭をくりくりと指先で捏ねるように弄りながら、奴は言う。
「イキたいなら、言ってみて。『どうか緑様のフェラチオでイかせて下さい』ってさ」
「教師だから、生徒に対してそんなこと言えない?」
言いながら、その手は休めない。
鈴口から流れる液を手に絡ませ、赤い舌でその手をひと舐めする。
「ねえ、言ってよ。あたし、先生が堕ちるとこ見たい」

――此処までか。
くっと喉の奥で笑う。
小さくなった檸檬味の飴玉を噛み砕き溶かしてしまうと、俺は困ったような表情を作ってみせる。
そして言葉を紡いだ。
「――『どうか』」
丸木田の顔が恍惚に歪んだ。
しかし、その顔が次の俺の一言で、一瞬にして絶望へと変わる。


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