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ドアの向こう
【父娘相姦 官能小説】

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ドアの向こう〜宣戦布告〜-7

「玲ちゃん、そろそろ晩御飯の準備も終わるから澪ちゃんと優くんを呼んできてもらえる?」
リビングに備わっているカウンターキッチンで夕食の準備をしていた玲菜が、同じくリビングにいる玲に声をかける。
「…分かった」
言われた通り、玲はソファーから立ち上がり二人を呼びに行く。
「あらあら、大丈夫かしら…」
玲のドンヨリとした後ろ姿を見て、玲菜は思わず呟く。
優が澪のところへ行ってからだいぶ時間が経っていたが、一度もこちらに戻ってはこなかった。
よほど話が弾んでいるのだろう。
自分の恋人が家族と仲良くできているのだから喜べばいいのに、玲はそういかなかったようだった。
「難しい年頃なのかしらね…」
苦笑いを浮かべて、玲菜は一人言を発した。




『いただきます』
あれから父から連絡があり、今日は帰れないということで、玲が優と澪を連れてきてから四人で食卓を囲んでの夕食となった。
だが、そんなことよりも。
「……………うー…」
さっきよりも玲は沈んでいた。
原因は言うまでもなく優と澪だろう。
玲の隣に座る優は、その対面の澪と仲睦まじく話している。
二人を呼びに行ったとき、部屋の外まで笑い声が聞こえてきたほどだいぶ仲がよくなったようだ。
澪が家族以外の人間にあれほどくだけて接するのは初めてみるし…
(あーもう!)
急に玲が席を立ってキッチンへ向かう。
「どうしたの、玲ちゃん?」
「お酒飲むの」
そう言って、焼酎のボトルを持ってくる。
どうやらヤケ酒するらしい。
「おいおい、お前は酒弱いだろうが…」
「いやそれ以前に未成年…」
「いいの!」
澪と優の忠告もどこふく風。一歩も引く気がない。
しかし、このお酒がとんでもない事態を引き起こしてしまう。




「う…ん…」
ひどい頭痛と共に、優は静かに目を覚ました。
……あれから、結局なし崩し的に玲以外のみんなも酒を飲み始めて、夕食の席は大宴会へと移行した。
優も玲と同じく酒に強い方ではなかったので断っていたのだが、玲菜に無理やり飲まされてしまい、そしてそれからの記憶が一切抜けている。
「みんなは…」
周りを見ても他のメンバーは見当たらない。
…いや、玲菜だけいた。
フローリングに横になっているが、すっかり着崩れた服のせいであられもない姿となっている。
素面であれば、優も大いに慌てただろうが、完全に酔っている優にはたいした効果はなかった。
そんなことより、今の優の中にある思いは1つだけ。
「玲…」
優の頭にあるのは玲のこと…正しくは、玲とセックスをしたいという日頃よりもはるかに高い性衝動である。
…どうやら優は、酔うと危険な狼くんになるようだ。
その高ぶりのまま、玲が寝ているであろう部屋に向かう。


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