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ヴァンパイアプリンス
【ファンタジー 官能小説】

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ヴァンパイアプリンス-4

「…んッ…あれ…?」
月下はベッドに寝かされていた。
(スウェット…着てる…あ!首!!)
月下が首筋を触ると、ソコにはバンソーコーがあった。
「…起き上がれない…」
月下はベッドから起きようとしたが、ウマく力が入らなかった。
―ガチャ
「…気がついた…?」
「うん…」
水無月は月下をベッドから起こした。
「首…痛む?」
「…ちょっと…」
水無月は月下の首の傷に薬を塗りながら、月下に謝った。
「…ゴメン…」
月下は水無月の目を見た。
「何で謝るの?吸血鬼が血を吸うのは当たり前でしょ?」
月下は何で水無月が謝るのか、わからなかった。
「…やっぱり…峰島サンは変な人だ…」
水無月は月下を抱き締めた。
「水無月クンッ?!変って?!どぉゆう意味ッ…」
水無月は月下の唇を捕らえた。
「…ふぁッ…」
唇を離すと、水無月が微笑んでこう言った。
「月下がスキ」
月下は大きい目をさらに大きくした。
「吸血鬼の俺を受け入れてくれて…ありがとう…」
きっと…吸血鬼だという事に辛い思い出があるのだろう。水無月の声は震えていた。
「水無月クンは吸血鬼だけど、怖くないよッ」
月下は水無月に抱きついた。
「辛かったでしょう。でも…大丈夫だょ。わたしがいる…わたしが水無月クンの支えになる!!」
水無月は月下の胸で泣いた。
「…月下…ありがとう月下をスキになってよかった…」
水無月は月下を強く抱き締めた。そして、月下はキスで答えた。
「…反則だょ…キスは…」
水無月は月下をベッドに沈めた。
「…月下が可愛いからいけないんだよ?」
「んッ」
水無月は月下のおでこにキスを落とす。
「今日は我慢しようって…思ってたんだケドなッ。…無理みたい…」
「みッなづきクン…んッ」
水無月は月下の体にキスを降らせた。
「宏樹…宏樹って呼んで…」
「…宏樹…ッ」
「そうッ…そうだょ」
水無月はスウェットを脱がした。
「…恥ずかしい…」
「…綺麗だ。」
水無月は月下の目蓋の上にキスをした。
「月下が綺麗で…俺も恥ずかしくなった…」
水無月が照れて、月下は笑った。
「…あたし…ッ」
さっきまで笑っていた月下の目には、涙が溜まっていた。
「…水無月クンは…あたしの事スキって…言ってくれたのにッ…あたしは…まだスキとか…わかんなくて…」
水無月は、月下の目から流れる涙を舐めた。
「イイんだ…。ゆっくり俺の事…スキになって」
水無月は優しく微笑んだ。
「でもッ…水無月クンのキス…嫌じゃ…ナイ」
月下は水無月にキスをした。
「水無月クンからのキスが欲しい…」
「…喜んでッ」

「ふぁッ…んッ…」
「…イイの?」
「う…んッ…気持ちイイッ」水無月は月下の胸を優しく愛撫した。指でなぞったり、舌で転がしたり。月下は快感に身をよじる。
「ふッ…んッぁッダメ!!ソコは…汚いょッ」
水無月は月下の陰部に唇を付け、月下を味わった。
「汚くナイょ…月下の味がする」
「いッ…ふぁッ!!」
月下は腰を震わせながら、甘い声をだす。
水無月は突起を優しく口に含んだ。
「ひゃッ!!んッ」
月下の体に軽く電流が走った。
「月下…可愛い。俺にこんなに感じてくれて。もっと…気持ち良くなって…」
水無月は月下にキスをしながら、月下に重なった。
「入れるょ…」
水無月は、ゆっくりと月下の中に入っていった。
「あッ…あッんんッふッ」
「…月下ッ」
月下は水無月をすべて飲み込んだ。 
「…動くょ…」
「あッああ…んんッ…ろッひろきィッ!!」
「…んッ!!くッ…月下ッ」
月下は水無月の綺麗な顔が、快感に歪むのをみた。それだけで…月下は涙が出た。
「くッ…」
水無月は月下の中で果てようとしていた。
「んッ…月下ッ」
水無月は快感に耐え、腰の動きを速くする。
「ひ…ろきッ…あッッ」
月下も絶頂を迎えそうになっていた。
「宏樹ッ…気持ち…イイ?」
「んッ!!…イイょッ…俺ッ…幸せすぎてッ…死…にそうだ…」
月下は水無月の腰に足を絡め、それに答えるように水無月も腰を振った。
「月下ッ…ぁッ俺ッもうッ」
「ひッろきィッ!!」
二人は同時にイッた。


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