ながーい日曜日の始まり-1
日曜日・・・カンカンの晴れで真夏の日差しが強烈。そして前夜の雨で非常に蒸し暑い。
時間通りに令子はやって来た。朝立の姿を見ると途端に顔が曇る。あわよくばすっぽかして欲しいとの願望もあったのだろう。
足首までかかる丈の水色ワンピース姿で綺麗なロングヘアは今日は三つ編みでなくポニーテールだ。うっすら額に汗を浮かべている。無言で朝立の横に立つ。朝立は令子の手を握り歩き出す。
「今日は夕方まで一緒だよ。そして俺の言う事には絶対服従・・・分かったね?」
顔を歪めて頷く。
暑さの中、ホテルの最寄り駅まで電車で移動。ほとんどの車両に冷房のないこの時代、窓を全開でも車内はうだるような暑さだ。日曜日だが結構車内は混雑している。他の人にギリギリ触れない程度で立っての乗車だ。恋人同士のように腰に手を回し、周囲の目を盗んでスカート越しにお尻や、恥丘周辺を弄る。
頬を赤らめて俯く令子・・・
最寄り駅に着いた。官公庁街を抜けるとホテルだ。日曜日なので官公庁街は人通りが殆ど無い。ビルの陰のひと気の無い場所で令子を触る・・・壁に押し付けてスカート越しに恥丘を弄る。恥丘のさらに奥まで・・・
「今日も蒸し暑いからココ相当蒸れてるんじゃないか?この間のパンティみたいに・・・」
「嫌っ・・・止めてっ、人に見られちゃうっ!」
恥丘に押し当てた指先をグニュグニュ動かす・・・
「ホテルの部屋を取ってあるから・・・行こうか」
「・・・」
歩き出した朝立の後を項垂れてついてくる令子。
ホテルに着いた。キーを受け取った朝立が令子を伴ってエレベーターホールへ移動中・・・
「令子っ!」
振り返った朝立と令子・・・
「お、おかあさんっ!な、なんでっ?」
「令子っ、あなた何してるの?こんな所で男の人とっ!」
そこには令子と瓜二つの女性が怒りの眼差しで・・・
「ここ数日様子がおかしいし、朝から遊びに行くだなんて今まで無かった事を急に言い出したから変だと思って後をつけてきたのよ。年上の男と手を握って歩いたりしてっ!自分が何をしているか分かっているのっ?」
声のトーンは冷静を装っているものの手にしているバックが小刻みに震え、興奮状態なのは明らかだ。朝立を睨みつけ・・・
「あなたはいったい誰?うちの娘の手なんか握ってっ!」
「まぁまぁ・・落ち着いて下さい」
「落ち着いてるわよっ」
「どういう経緯か、部屋でお話ししましょう。ここは人目につきますから」
周囲の視線に渋々頷く母親。
3人無言でエレベーターに乗り込み部屋へ・・・空調が切られて非常に蒸し暑いが・・・そのまま。
親子にソファに座るよう促す。
「令子ちゃん、お母さんに事実を話していいのかな?」
その問いに令子はシクシクと泣き始めた。
「お母さん、僕はね痴漢なんですよ」
「ち、痴漢っ?」
「ええ、ひょんな事から令子さんに痴漢しましてね。令子さんは僕の行為に性的な快感を覚えたみたいで・・・すっごく性器を濡らしてしまったんです」
嗚咽しながら首を振る令子・・・
「そ、そんな訳ないでしょうっ!痴漢されて感じるだなんて汚らわしいっ!」
「でもね、コレ見て下さいよ」
スマホを取り出した朝立を見た令子・・・
「ヤメテッ!お願いっ!お母さんに見せないでっ!」
「そういう訳には行かないだろう?お母さんには令子がどうして俺と一緒にホテルに来た訳を納得してもらわないと、帰ってくれないだろう」
「帰る?令子と一緒じゃなければ帰らないわよ。令子こんな変態といつまでもいられないわよ、帰ろう?」
動画を再生し母親の目の前に差し出す。
「なによコレッ!」
もちろんこの時代の人にスマホを差し出しても何だか分からないだろう。だがこの小さな四角い物体から娘の声がし始めると画面に目をやる・・・
娘が下半身を露わにされてこの男に背後から陰部を・・・そして娘は明らかに恍惚の表情で快感に耽っている・・・
すぐに目を背ける。
「な、なんてことをっ!このケダモノっ!」
「そのケダモノに娘さんは凌辱されつつ歓喜の声を上げていたんですよ?聞いたでしょ?アンッ、アンッ、アアンッ!って。もう一度流しましょうか?」
「止めなさいっ!」
「分かったでしょう?こういうものを撮影されたら言う事を聞かざるを得ないってことですよ。娘さんは自分の意志で一緒にここへ来ることを決めたんです」
嗚咽しながら首を振る令子。
「そんな訳ないでしょっ!娘だって首を振っているし。こんなものを撮影されて脅されたら高校生なんだから怯えて言いなりになるしかないでしょっ!令子、これから警察に行くわよっ」
「僕もね警察に行こうって言ったんですよ?この証拠映像を持ってね。でも令子さんは嫌だって」
「本当なの?令子っ」
「だって、だって・・・証拠の画像なんて誰にも見られたくないっ!」
「そう!警察に被害届を出せば、僕はこれを証拠品として出さざるを得ません。娘さんが僕に痴漢されてアンアン言っているこの画像や性器をアップで撮影した画像をね。警察官、裁判になれば裁判官、それを傍聴する一般の人の目にもね」
「そ、そんな・・・」
言われてみればその通りだ。母親として娘の痴態をこれ以上他の人に見られるだなんて許しがたい事だ。
急にしおらしくなった母親・・・その変化を見逃さない朝立。
「だから令子さんを今日一日、僕に自由に扱わさせてもらえれば良いんですよ。令子ちゃんもそのつもりでここへ来たんですから」
「こんな事を知ってこのまま帰れる訳ないでしょう。そんな事したら私は母親じゃない。お金ならいくらでも払います・・・だからこの事はもう無しにしてっ!」
「・・・お金には不自由していないんですよ」