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イブ 茨人形
【ファンタジー 官能小説】

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イブ 茨人形-11

一瞬は痛みがありません。無数に感じる針の刺さる感触だけでした。
そのあとで、悲鳴を上げました。
卿はかまわず、針をしまうと、もう一度突き動かし、「さあフィナーレだ、今のはまだ少ししか出していない、今度はいっぱいに回してやる」
「ひっ」わたしは身をひるがえすと、部屋の外の空中庭園へと逃げ出しました。
大きな鉢植えの裏へ隠れます。
「痛っ」その植木はいばらでした。トゲが刺さった指をそっとはなすと、ツーッと血の玉ができます。
「来い」引っ張り出されました。
このツルには尋常ではない長さと数のトゲが生えています。あのメイドの言ったやつです。
≪あの人はこの中に突っ込んだんだ≫ 自分も同じようになるところでした。
「どうだ。かわいい子だろう」
ここから見ると、ピンクの花の咲くツル薔薇が小柄な人の形につくられていました。
≪さっき見たのは子どもじゃないんだ、これなんだ≫
「いいだろう、ここに来たついでだ。おまえにも見せてやろう。 おい連れて来い」
二人の男があのメイドを連れてきました。手を広げてその薔薇の人形に向かって立たせました。
卿に後ろから乳房をつかまれ、「私のものを壊そうとしたな。そんなやつはもう抱いてはやれない。代わりにこの子に抱いてもらえ」
男たちに両側から腕をひっぱられ、薔薇に抱きつかされていきます。
乳房に、腹に、腕の内側に、トゲが刺さっていきます。動けば何百ものひっかき傷となっていくでしょう。
「これが私の最後の抱擁だよ」外側からぐっと抱きつき揺すります。
「やめて」そして、叫び声。
それを無視して更に締め付けました。
「しばらくこうやって反省していなさい」
シダ卿がわたしを振り返ります。
執事に押さえられた私は、振りほどいて逃げようとしました。
「やりすぎよ」
「さからうのか、その女と同じだな。おまえも貼り付けてやる」
逃げようとする腕を両側からつかまれました。
人形の前に立たされます。
「あのメイドも、前はおまえと同じ良家の娘だった。お仕置きをして、いい子になっていたのに、今はどうだ。こんなに使い物にならないようになったのは誰のせいだ。おまえも罪作りな女だな」
「私は何もしてないわ」
肩をつかみ後ろへ押されました。私は両手を横に広げたまま薔薇の人形にぶつかりました。
「お願い許して」手を後ろへ回していかれます。背中から腕へと次々にとげが刺さっていきます。
「そうか?」さらに押し付けられます。「可愛い顔して、そうやっているだけで周りのものを破滅させていく。おまえの兄に何と言われたか分かるか、この私を脅そうとしたのだぞ。
未成年を犯したと言ってな。どうせおまえも共謀しているのだろう」
乳房につかみかかります。
弱いトゲは背中の皮膚の中で折れました。強いトゲはさらに深く尻や背中の肉に食い込んでいきます。
「お願い離れさせて」 痛くて動けません。
卿が離れます。しかし私は茨の人形にからみ付かれ、張り付いたままでした。
「どうだ離れられまい」
離れるためにはまず腕を横に広げ、トゲを抜かなければなりませんが、その力が出ませんでした。
もう動くこともできません。息をするだけでもトゲがひっかいてきます。
足を広げさせられ、おしりでトゲが折れます。
そこをさわられ、指が溝の中をはいます。
「やめて」痛みしかありません。
「やめろだと、だれに言ってる」 下腹をなぐられると、トゲがさらに刺さります。「さあ、だれがおまえの声を聞いてくれるのかな」
卿が隣のメイドの所へ行くと尻を叩きます。「おまえが聞いてやるか」
メイドはうめき声をあげますが、身じろぎひとつできません。
「もういい。これはおまえにあげよう」興味を失ったように執事に場所をゆずりました。
執事がうしろからのしかかり、メイドが叫びます。
挿入ごとに薔薇に押し付けられ、叫びは大きくなっていきます。


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