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イブ 茨人形
【ファンタジー 官能小説】

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イブ 茨人形-10

「どうだね一日ゆっくりできたかね」
「今日の朝までの約束じゃなかったのですか」
「約束とはね、しかるべき者にはしかるべく変更されるのだよ。君のお姉さんとは話をつけてある」
そうなれば、私に他の道はありません。その方向へ進むしかないのです。
「どうやらメイドのひとりにはさみで突かせようとしたらしいな」股を触ってきます。
「怪我はなかったのかね」開いて奥まで確かめました。
「あのメイド、殺して餌にしたのですか」
「餌に? そんなことはしないよ、だが君に酷いことをしようとしたんだ、それなりに折檻してやらなければね」楽しそうにしています。
私を最上階の部屋へ連れて行きました。屋上にあるこじんまりとした部屋でした。
西の空に微かに朱の残った薄暗い屋上は庭園になってるようで、いろんな鉢植えの中に子どもたちが立っているのが見えました。
遠くには明かりのついた家並み。
ゆっくり見まわす間もなく、ベッドに押し倒されます。
薄い下着は簡単にはぎとられてしまいます。
「帰してください」勇気を振り絞ります。
「私が嫌なのか。困った子だ。まだわからないようだな。イブリーン・リドル、おまえは正式に私のものとなったのだよ」
「そんな」シダ卿だけではありません。その後ろには兄と姉がいて、これを許したのです。≪私が戦えるはずがない≫
「ではひとつ望みを叶えてやろう。私がいやなのであれば、こいつに可愛がってもらえ」
細長い男性器の失敗作ようなものを持ってきます。
朝食の時、椅子の座面に貼り付けてあったものより、さらにできが悪いものです。
「こんなもので不満かね。確かに見た目は性器には見えんだろう。私の物の方が断然いい」
顔の前で、「だが、これは二重になっていってね、中の筒を回すと‥」
人形の表面にたくさん開いた小さな穴から、ヌルリとしたものが出て来ます。
「これは妙薬といってね、感覚を鋭くしてくれるものだ」 私の中に差し入れて、何度か出し入れします。
スッとした清涼感の後、そこからねっとりとしたものが湧き上がってきました。
「あっ、熱いいいっ」
「どうだ、いい人形だろ。こいつはまるでおまえのようだ。私を熱くさせる」中筒をもう少し回して液体を出すと、手に付け、私の体に塗りつけてきます。
体中が熱くなって、ピリピリと軽く感電しているような感じです。触られた所がくすぐったく、いじられた所が声をあげたくなるほど、きもちよく感じてしまいます。
「なんてやつだ、おまえから離れられなくなりそうだ。さあ、もっとさわらせておくれ」
「私がさそっているというの」
「そうだよ、その容姿だけじゃないのだよ。知ってるかね、捕食者の狙うのは、群れの中の弱いものなのだ」手の中の人形を目の前に見せます。
「この手の中で弱々しく跳ねる。そして断末魔、その感触がたまらないのだよ。だがな、こいつはそれだけじゃない」中筒を逆に回します。
サボテンのように何十という針が周りから伸び出してきました。
「いいだろう。近寄りすぎると、こいつに刺されてしまうのだよ」
トゲをしまいます。
「これもおまえのようだ、近づき過ぎるとつらぬかれる。あのメイドもかわいそうに。おまえに近づいたせいで破滅させられた」
下腹部に当てるとグイッと挿入され、動かされました。「さあ、トゲを出すぞ」
「いやっ」力が入り、身構えます。
言葉だけでした。それでもその言葉に熱くなってきます。
「おや、回す方向を間違えたかな。怖いか。 それも、いいだろ」笑います。
突き上げるたびにトゲを出すぞと脅かします。
そして、≪脅しなんだ≫ 思ったとたん、中筒が回りました。
針が刺さり、皮膚をひっかきます。
「ほらどうだ」


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