理由-2
祐の前で自慰をしてしまった後、多少は責められたが、あまり怒っていない様子だった。
美月もあえてその件には触れないようにしていた。
それから二週間が経ち、美月は出張の準備をしていた。
約一週間の東京出張だった。東京の支社や営業所を回る。
昼間は仕事だが、夜は、祐の自宅に泊まることにしていた。
一週間も毎日一緒というのは、はじめてだった。
どれだけあの逞しいペニスでいかせてもらえるのだろうと考えると、
準備をしながら、体の奥が熱くなった。
<1日目>
仕事を終え、祐の自宅へ向かった。
何度か行ったことがあるが、まるで家に帰るみたいで楽しい気持ちになる。
祐は既に帰宅しているようだった。
家に入り、祐が作ってくれた夕食を食べる。
人が作ってくれたものは、とてもおいしいものだ。何より、こうして
好きな人と過ごす時間は幸せだと感じていた。
しかし、何か変だなと思った。
祐が、美月を求めてこないのだ。
シャワーを浴びても特に求めてこない。
たまりかねて、「どうして求めてくれないの?」と聞いてみる。
祐は、美月をベッドへ連れて行った。
美月の両手に拘束具をつける。美月は目を閉じた。
祐の指は、いつものように乳首を責めた。
もちろんいかせることはない。
これでもかというくらい絶妙なところで、寸止めをしてくる。
美月は、何度も何度も声をあげた。
2時間ほどの時が過ぎた。もう限界だった。
いつもなら、とっくに乳首でないところを責めるのに、一向に
変わらない。そして、祐は何も言わない。
美月がねだろうと思ったその時、祐は拘束具を外した。
そして「自慰を禁止されているのは分かっていたよね?」と美月を見て言った。
美月は、自分の置かれている立場をやっと理解した。
「ごめんなさい。」と必死で謝った。
祐は、全く表情を変えなかった。
「自分の立場を分かってないから、ちゃんと分からせる必要があるね。」と。
久しぶりに祐と会い、2時間も乳首を責められ、何十回も寸止めをされた美月は、
そのまま寝るように言われた。
クリトリスは疼き、ヴァギナからは蜜が溢れ止まらなかった。
何より、祐が隣で寝ているのに、あのペニスを入れてもらえないなんて、耐えられなかった。
翌朝になり、祐は、特に怒っている様子もなく、互いに仕事へ向かった。