何かが来る-11
―――準備ができたね。
マイは足を広げて俺に抱きついている。イチモツを下半身にあてがって腰を振っているのだ。
イチモツの先を膣の入り口にあてがうと。その意味に気が付いたマイが動きを止めて、体を硬くした。
≪さあ、リラックスだよ≫ 一気に押し込もうとした。
「あぁぁん」マイが声を上げる。
いや、入ったように感じただけだ、この子の堅い入り口は少し沈み込みながらも、俺を拒絶する。
「まだだめなのか」イチモツを小指ほどに細くしてやる。
それから奥まで入れていく、この太さだと止めるものはない。
ゆっくり押さえていくと、マイは首を振り、何度も声を上げる。ぬいぐるみをつかみ、挿入に耐えている。
奥まで入ると、少し太くしてやる。串刺しにされたマイは身動きが取れない。
それから腰を振ってやった。
「痛い‥」マイは入れられるごとに顔をしかめてうなる。
少しずつ速度を速めていく。マイは息を詰めてがまんしている。
「まだ痛いか」もう少し太くしてみる。
マイは叫んでぬいぐるみをつき放し、逃げ出そうとした。
だが、放さない。後ろからのしかかり、挿入しなおした。
マイの尻に腹が当たって、パンと小さく鳴る。
そのままゆっくり、パン。 パン。と軽く動かしてやった。
「お願い、うごかさないで」泣きそうにうめく。
脇の下にから腕をまわし入れ、乳房をつかむと。そうっと入れたままにしてやった。
マイはうなりながら布団カバーを握りしめていた。―――
≪まずい、まずい。こんなのだめ≫
なんとかしてぬけ出そうとしますが、力が入りません。
あそこはまだ変な感じです。最初はびっくりしました。細い物が入って、動くたびに太くなっていくのです。怖くて、どうしていいかわかりませんでした。
今、動きは止まっていますが、まだ中に何かが入っています。それがなんだか気持ち悪くて仕方ありません。
≪あたし、セックスしてるの? ぬいぐるみと≫ 「ねえ‥」
――― 俺はおしゃべりをしようとするマイの口をキスでふさいだ。
≪そろそろもういちど腰を振ってやろうか、一気に太くして‥ いや、破れて傷をつけてしまう≫
「そう、だめですよ」いやな声がした。
俺は一瞬で縮んでその場から逃げ出した。マイが『夢のお姉さん』と呼んでいるやつだ。
≪この女はまずい≫ ―――
気が付くと、あたしは布団をかぶって寝ていました。
枕に頭を乗せなおします。横を見て、蹴り落としてしまった猫君をさがしました。
こんな夢を見るなんて、初めてです。
≪夢だよね。それとも、ぬいぐるみ君?≫ よくわからなくなりますが、なんだかゆっくり寝られそうでした。