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「短編集『O嬢の館』の女たち」
【SM 官能小説】

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第二話 『国会議員の妻・美沙(M225)の潮噴き』-5

(4)
「お願いだから、おばさん、おばさんって言わないで……美沙って言って」
 わたくしはニキビ面の脂ぎった顔面を放すまいとして両腿で挟み込んで、アソコを舐め回してくれる舌と口唇に酔い痴れていました。
 ジュブ、ジュバッと嫌らしい音を立てて、ニキビ面は吸ってくれるのです。
 わたくしはトランクスを頭から被り、もう一つのトランクスを被せたディルドを咽喉奥まで咥えていたんです。

「へへっ。どうしても美沙って呼ばれたいんだ、このおばさん。ババアなのに」
 カリアゲはわたくしのアナルに指を這わせながら、もう片方の手でヒップをバシバシ叩くんです。

「バ、ババアですって?」
 わたくしはそんな風に言われたことが一度もなかったのです。ちょっと心が傷ついて痛みました。二人はわたくしの瑞々しさを保っている美貌を知っているはずなのに……。

「なんだよ。ババアにババアと言って、何が悪い?」

「美沙はババアなんかじゃありませんっ」
 そう言い張りました。

「エヘヘ……おばさんが自分のことを糞ババアだと認めるまで、この美ケツに鞭をくれてやるよ。おまえも、いつまでもマンコ舐めてねえで、鞭を使えよ」
 カリアゲはニキビ面のクンニを中断させて、鞭を振い始めたんです。

 短い九尾鞭が二本。
 ビシッ、ビシッ、バシッ……。
 わたくしのヒップは真っ白い贅沢な脂が乗って、潤沢な光沢を放っています。誰もが鞭を打って虐めたくなる尻だと、よくこの館で言われるのです。

 わたくしの猥らなヒップが若い二人の嗜虐の欲情に火を点けたのかもしれません。
 ビシッ、ビシッ、バシッ……。
二人で乱れ打ちです。若者の激情は息つく間もない乱打で、わたくしに愉しむ余裕を与えてくれないんです。

「ほら、美ケツを振りながら、自分は糞ババアだと言えよ」
 カリアゲはわたくしが期待していた以上の変質的な男だったんです。幸運でした。

 わたしは鞭打たれると、いつも哭きます。涙が勝手に飛び散るんです。
 涙と同じくらい子宮のあたりに灼熱のマグマが溜まってくるのです。折れそうなくらい細くクビれた腰をクネらせると、欲情のマグマが火を噴くんです。

「ああ、あっ……美沙のお尻が熱くなるのっ……も、もっと……メチャクチャにしてっ」

バシッ、ビシッ、バシッ、ビシッ……。
「この糞ババア……鞭打たれて、歓んでるじゃん」
 ニキビ面は不思議そうに言って驚いていました。

「どうしょうもない変態ババアだからな……じゃあ、糞ババアだと認めない限り、チンポもバイブも挿れてやらないってことにしようぜ」

ビシッ、ビシッ、バシッ……。
「ええっ。俺はもう突っ込みたくって……たまんねえのに」
 ニキビ面は自爆しそうな状態になっていることを告白していました。

ビシッ、ビシッ、バシッ……。
「まだ我慢しろよ。このおばさんに、糞ババアと言わせてからだ」

 カリアゲは時折、わたくしのアソコを指で弄ってくるんです。勃起した女芯を擦って、割れ目をなぞってくるんです。
 そんな悪戯をしながら、鞭を振うんです。

 わたくしは涙にむせびながら、はしたない喘ぎ声を噴き上げていたんです。


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