「背徳と退廃・花嫁Mの手記」-34
わたくしの口腔はマリリンさんの肉竿で塞がれていました。秘肉はマリリンさんの口で塞がれていました。
肩から乳房を、乳房からウェストを、ウェストからヒップを真っ赤な熱蝋で灼かれ、くぐもった呻き声を上げていただけです。
「ンググッ……」
熱蝋の刺激はジワジワと快美のさざ波から荒波へと変わっていくんです。
マリリンさんもきっと同じような快美に曝されておられたんです。わたくしの口腔の中に納まっていた肉竿が大きく膨らんで、脈打ちながら鋭い剣のように咽喉奥を突き抜いてきたんです。
「アググ、グフッ……あ、ああああっ」
「ほら。蝋燭で感じるのよ」
キララ様の声だったような気がします。
「全身が真っ赤に染まるまで、垂らしてやるからな」
教授の声が遠くの方でこだましていました。
(あああっ、こんなことでも……わたしはイクの……イ、イクわっ)
気が遠くなるような陶酔感に浸って、意識が朦朧としていました。
いつの間にか、わたくしの身体は空中ブランコに乗ったみたいに天井から宙吊りにされていました。両脚をV字に大きく広げた格好でした。
黒い革の全頭マスクを頭から被せられていたんです。目が見えない状態で宙吊りにされると不安が倍増します。全身の性感も倍増します。
キララ様の腰に着けておられるペニスバンドのぶっとくて長いシリコンのオチンポがわたくしの膣肉の奥深くまで埋め込まれていたんです。
「うふふっ。牝豚をこれで狂わせてあげるよ……」
わたくしの空中に吊られた身体がブランコのように前後に揺られたんです。
お分かりになるでしょうか。わたくしの膣穴が咥え込んでいたシリコンのオチンポ……ソレが一度全貌を露わにするまで引き抜かれ、ソレをまたグニュッと押し込まれ、ズズーンッと脳髄に響く鋭さで膣奥深くまで突き上げられるんです。
キララ様が腰を使われることはないのです。わたくしの肩や大きなバストをドンと押して、揺さぶられるだけなんです。
何十分でも、一時間や二時間でもキララ様がお疲れになることはないのです。それに飽きられるまでわたくしの身体を突き放せば、わたくしのV字に開脚した付け根の秘肉が勝手にオチンポの根元まで戻って来るんです。
「あああっ。もう抜かないでっ」
ぶっといオチンポが引き抜かれる度にわたくしは牝潮を噴き上げ、キララ様のボンデージファッションをずぶ濡れにしてしまっていたんです。
「おまえは、ほんとはしたない牝豚だわ」
キララ様はわたくしの乳首を摘み上げ、捩じるようにしながら、わたくしの宙吊りの身体を押し戻されるんです。
でも身体が勝手にキララ様の元に戻って、自分の膣奥をオチンポで突き上げるんです。
「あああ、あっ。凄いっ。狂っちゃいますう、ううっ」
白目を剥いても、牝潮を噴き上げても、延々とブランコの揺れはつづくんです。
失神すると、両手でもって全頭マスクの頬を打たれました。
マリリンさんも同じ格好で横に並んで宙吊りにされていたみたいです。
教授の逞しい肉棒がマリリンさんのアナルを犯していたはずです。
(あああっ。わたしのオチンポなのに……)
教授とマリリンさんはわたくしの隣で、きっと恋人同士のように激しいキスを貪り合いながらブランコのアナルファックを愉しんでおられるんです。
「ああっ。死、死んじゃうっ」
わたくしのポルチオが音を上げて、凄まじい痙攣を始めていました。全身が高圧電流に触れたような痙攣です。子宮が壊れるような恐怖を覚える痙攣でした。
「うふっ。牝豚はもう完全にイキ狂ったわね」
もうブランコが揺れてなくても、わたくしはイキっ放しでした。キララ様のオチンポの玩弄ホールにされていたんです。
それから何度も教授とキララ様は交代されたのです。わたくしの膣穴は教授のモノにも絶頂の痙攣をずっと伝えていたはずです。
イキ狂っていて、もう誰に犯されているのか次第に分からなくなっていました。
「がはは……こりゃあ、たまらん、ええ眺めや。外人みたいな真っ白い肌の女とニューハーフの空中ブランコショーやで」
大阪弁のオジサマがいつの間にかわたくし達のプレイの見物に、部屋の中に入って来られていたようです。
まさか、教授が大阪弁のオジサマにもわたくしの膣穴を使っていいとはおっしゃらなかったと信じているのですが……。全頭マスクを被されてイキ狂っていたわたくしには定かではないんです。
サド侯爵が格闘された世間の良識や美徳、タブーや神の教え……。わたくしはそれらに束縛されない、爛れきった快楽だけの泥沼にどっぷりと浸かっていたんです。