J松崎明日香30歳-6
今攻め込んでも意固地になった母がヤケクソになって開き直るのが分かっていたからだ。
明日香レポートは教える。
意固地になって開き直った明日香は思考力を失い何物をも恐れない事を。
それじゃ困るのだ。離婚に対する恐怖心を持ってもらわないと翔の計画は頓挫してしまう。
(時期を待とう。きっと絶妙のタイミングが来るはずだ。焦る必要はないのだ。)
確かにあの時明日香は感じていた。愛液が湧き出していたのも事実だ。
声高に否定はしたものの子供だと思っていた翔を一人前の男と認めざるを得なかった。
そう思うとあの朝タオルケットを勢いよく剥がし飛び出てきた惚れ惚れする様な勃起が思い出される。
そんな巨根をくわえさせられた時の舌触り迄が明日香に追い討ちをかける。
その夜の明日香の激しいオナニーをパソコンの画面で見ながら冷静に分析する。
いつもにないこの激しいナニーは昼間の翔との一連の流れが原因に違いない。
先日までは学力優秀な息子と美貌の母親の理想的な平和な家庭であった。
今、母親はその優秀な息子が実は自分を狙っている狼だと知った。
狼というより暴れ馬だと思った。母は凶暴な息子の勃起を知っていたからだ。
そんな猛々しい男と同じ屋根の下で暮らしているのだ。
しかも母は自分の欲求不満を自覚していたからなんとなく近い将来の出来事を予感していた。
激しいオナニーの中で母のつぶやきが「あ〜翔〜」に聞こえた。
バイブを使って逝く寸前の泣き声でよく聞き取れなかった。
ボリュームを上げて聞き直した。
バイブの振動音とノイズの隙間から「ショー」という言葉が拾えた。
映像の口の動きもそんな動きをしている。
情感が昂り極太バイブを挿入して間もない時だった。
彼女の脳に焼き付いていたあの怒張とバイブが重なったのだ。
翔に怒張をハメられて究極の絶頂へ向かう自分を夢想していたのだ。
全裸の全身をくねらせて腰まで使いながら歓喜の泣き声とともに果てる。
その牝オーラを発散する見事なヌードと卑猥な動きに勃起を我慢できなかった。
ゆっくり怒張をしゃくりながら明日香レポートの新しい一面に狂喜する。
強烈な刺激が脳を刺激しその夜の寸止めは七転八倒しながらの苦悶の我慢を強いられた。
翌日決行すると決めていたので精を放ちたくなかったのだ。
機は熟した。
彼女が燃え上がってバイブを挿入する直前を狙って寝室に乱入しバイブの代わりに肉茎をハメる。
「これを挿入されて耐えれる女なんて絶対にいないわ。」と涼子も美沙もが称賛してくれる肉茎だ。
しかも発情して絶頂に向かう全裸の女体を抱きしめてしまえば絶対に堕ちる。
そうすれば翔と明日香の濃厚な愛の行為が録画されると言う算段だ。
そんな計画で母が寝室に入るのを待つ。その時点で動悸が高まり肉茎は天を突いている。
そんな自分をたしなめ少し取り戻した冷静さも瞬時に吹き飛ぶ。
いきなり全裸の母が隠しカメラの前に現れたからだ。
部屋に入るなりカメラの死角で脱ぎすてたのであろう。
もう待てないと言う勢いで指を使い始める。
今日はいつもより早いペースだ。大急ぎで寝室のドアーににじり寄る。
聞き耳を立てる。バイブを取り出すときの引き出しの音が合図だ。
その静寂の中で一抹の不安も感じたがもう後には引けない。
パジャマもパンツも脱ぎすて必死に呼吸音を抑える。
「今だ!」ドアーを開・・・・かない。中からロックされている。
一昨日カメラの向きを調整するために入室した時には鍵など無かったのに。
脱いだパジャマとパンツを抱きかかえ自室に戻るしかなかった。
明日は父が帰ってくる。3日間は自宅だ。
その3日間で新たな計画を立てなければならない。
機は熟しているのだ。母の妄想から僕が消えるまでに堕としてしまうべきだ。
それに涼子も美沙も今は息子と同居しているため時間は自由にならない。
翔自身も欲求不満に片足を突っ込んでいるのが実感されるのだ。
欲求不満の人妻と欲求不満の少年が3日後にはこの家で二人きりになるのだ。
少年の思いを妨害するものは何もない筈だ。
(攻められる側の女が欲求不満なのは歓迎だが攻める男は冷静な狩人でなければならない。)
翔の頭脳がそう警告を出す。