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「罠 (童貞詐欺)」
【熟女/人妻 官能小説】

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Nプラセボ効果-5

しかし翔はこんな場面を何度も経験し女体を焦らす術を熟知していた。
憧れの明日香ではあったが焦らしの後の快感を増幅させるのは翔の性癖とも言えた。
「じゃ、もっと完全に勃起させてよ。」
すぐに武者ぶりついて濃厚なフェラが始まる。
えっこんなやり方があるの?どこで覚えたのよ?というほど卑猥で気持ちいフェラだ。
明日香の出来上がった女体に前戯は不要だ。
ハメられて耐えれる女はいないと言われる名刀を差し込む。
僅か数回のピストンで膣が震える。
波打つような膣痙攣と精を抜こうとする膣壁の煽動に耐え懸命にこらえる。
憧れの女を落とし完璧に逝かせたと言う思いがそれに拍車をかける。
「うう〜我慢出来ない。」PC筋のトレーニングも過去の経験も明日香の牝力に吹き飛ばされる。
「あぁ〜気持ちいい〜」呻きながら放出する。
二回戦も同じだ。三回戦の勃起は明日香の舌に頼った。
それでも明日香の劣情は収まらずお花の先生用の勃起薬を使用した。
そんな偽媚薬と勃起薬による爛れた様なキメセク遊びが10日間ほど続いた後父の帰宅でしばし休戦。
と明日香は思っていた。
シャワーを浴び夫の待つ寝室へ向かう途中冷蔵庫からドリンクを出そうとしていた時、
翔が近づいて来て囁いた。「食後のコーヒーにあれ入れたけど大丈夫?」
「えっえっ、入れたの。」ぶつぶつ言いながら夫婦の寝室へ消える。
夫のバイブ遊びに反応し何度も逝かされる。
夫は狂喜し久しぶりに半勃起をハメる。
この中途半端に堪えきれず夫の寝た後翔の部屋を訪れる。
翌日は翔の方が夫婦の寝室に忍んで来た。
首を大きく振り小声で拒否する。
小声だが激しい口調だ。
翔の手が胸元から入って来た瞬間明日香の体内で媚薬が暴れ始めそれ以上拒絶出来なくなってしまう。
究極の快感を与えられた後の二回戦、翔に跨がっている時視線を感じ振り返る。
そこには夫の燃えるような眼があった。
寝ていなかったのだ。
「あぁっ」小さく悲鳴をあげた。
しかし明日香の腰は止まらなかった。
いや、止められなかった。恐ろしい媚薬だ。

翌日
会社の顧問弁護士が来て離婚届にサインさせられ追い出されるようにして家を出た。
翔は明日香の誘いに応じてしまった事を詫びた。
父は自分の少年時代を思い出し16歳の少年が30女の色香を拒絶出来るはずが無いと判断してくれた。

親父の再婚前の平穏な生活が戻ってきたが翔のセックスも逆戻りしてしまった。
射精の快感に目覚めたと言うべきか?
明日香との媚薬遊びの延長でいかに気持ちよく射精出来るかの研究に打ち込んだ結果だ。
まず涼子から別れを告げられた。
セフレも一人ずつ去って行った。
脅して加寿美だけは繋ぎ止めていたが翔自身が楽しくなかった。
新しく試みた童貞詐欺もことごとく失敗に終わった。
セックスの快感を求めるぎらついた欲望は簡単に見破られたから当然の結果と言える。
そして完全フリーになった翔はその有り余るエネルギーを勉学に注ぐことになる。

2年後、東大医学部の授業を終えた翔は父が借りてくれた文京区のマンションへ帰宅する。
「ただいま」
「お帰りなさい。あなた。」
そこには幼子を抱いた明日香の姿があった。


<完>


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