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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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   夜の狂宴の前に 香澄の性春 その6-8

綾乃と場所を入れ替わった香澄は、
綾乃の指が史恵のアナルにズッポリと埋まっていく光景を不思議そうに見ていた。
そして思いがけないことを口にしたのだ。

「ねえ、オマ〇コは女にしかないけれど、アナルは男の人にもあるわけでしょ?
 だったら、男の人のアナルも、調べてみてもいいんじゃない?」
「男のアナル?」
「お、オレたちの、アナル?」
「ええ。キツキツ具合とか、中の様子とか。」
「そ、そんなの、必要、あるのかよ。」
「えっ?男の人同士ですることって、ないの?」

全員が言葉を失った。


互いの、ツルツルの、生まれたままの股間を見て、
それが誰であるかを当てるというイベントを行うために、
全員が陰毛を剃ってきての集いは、誰も想像していなかった方向へと動き始めた。

結局、剃毛という行為が全員の羞恥心を捨て去り、
本能のまま、欲望のままに異性の身体を貪りたくなる欲求をメンバー全員にもたらし、
結果的には正に酒池肉林状態、無秩序のままに互いの身体を貪りあう時間となった。

そして、挙句の果てには、互いのアナルの締まり具合や中の様子を探り合うという、
アブノーマル的な行為が始まり、
香澄の思いがけない一言で、男5人も、
アナルに指を入れられるという事態にまで事は進んでいった。
8人の間に、男女という性差はほとんど無くなっていたのだ。

もっとも、史恵以外にとっては、全くと言っていいほど初めての体験であり、
ほぼ全員が痛みのために、指先をわずかに押し込まれただけで悲鳴を上げ、
それぞれの違いを確かめるところまでには至らなかった。

最後は口直しをするかのように、女3人の身体に男5人が群がり、
気の向くままに身体を重ね合い、
アパートの一室は、瞬く間にザーメンと愛液の匂いでいっぱいになった。

そうした時間の中で、元々そうした趣味嗜好があったのかは定かではないが、
雅也が綾乃を、健が史恵を、そして匠が香澄を、
それぞれ正常位で責めていた時に、
あぶれた悠司と達也が、あろうことか互いの股間のものを弄り合ううちに、
最後は咥え合って慰め合い、
悠司も達也も生まれて初めて、自分のものではないザーメンの味を知るという、
本人たちには笑えないハプニングまで生むこととなった。


そんな、際限なくエスカレートし続けるだろうに思われた香澄たち男女の関係も、
ある理由によって、突然終わりを告げた。


それは香澄が受験を控えた、冬のある日のことだった。
いつものように男女数人が身体を重ね合っていた時に、
不意に雅也の母親がアパートを訪ねてきたのだ。

「雅也〜。久しぶり〜。」
突然の母親の声に慌てる雅也を見て、香澄たちも事の重大さに気づいた。
急いで相手の身体から離れ、それぞれが脱ぎ散らかした服や下着を探すうちに、
雅也の母親はしびれを切らし、合い鍵を使って玄関のドアを開けたのだ。

「…………。」
雅也の母親は声もなく、その場に立ち尽くした。
目の前に呆然として立っている裸の男女を見て、
一瞬にしてすべてを悟ったようだった。
なによりも部屋の中に充満した男女の卑猥な匂いが、
たった今まで、この部屋の中で何が行われていたかのすべてを物語っていたのだ。

雅也の母親は玄関先で立ち尽くしたまま、部屋にいる香澄たちを見渡した後、
その場に泣き崩れた。
雅也が駆け寄ると、その身体を突き放すようにして立ち上がり、
そして無言のまま、雅也の部屋を後にした。

数日後、アパートの部屋は引き払われ、
雅也は父親に連れられて、生まれ故郷へと帰っていった。

こうして香澄たちは酒池肉林の場を失ったのだ。


雅也のアパートに代るような場所はどこにもなく、
必然的に、香澄は、達也や健、悠司と会うこともなくなり、
残ったのは、匠との関係だけだった。


しかしその後、匠と香澄の関係も、あっけなく終わりを迎えた。
香澄が妊娠したという噂が立ったのだ。

雅也のアパートという、唯一香澄と気兼ねなく身体を合わせられる場所を失った匠は、
学校に内緒でアルバイトを始め、
誰の目も気にすることなく香澄と愛し合えるよう、
ラブホテルに行くための金を必死に貯めた。

そしてようやく年が改まったころ、匠は香澄と初めてラブホテルを訪れた。
部屋の中には見たことのないような光景が広がっていた。
香澄と匠は、初めて一緒に風呂に入り、互いの身体を洗い合い、
そのままバスルームで一つになった。

バスルームを出てからは、ベッドの上はもちろん、ソファーでも、床でも、
あらゆるところで身体を重ね、様々な体位を試した。

途中で用意したコンドームが無くなり、
ホテルのフロントに電話をかけ、追加を求めるほど、匠は何度も射精した。


夕方になって二人はラブホテルを後にした。
しかし、運悪く、ラブホテルから出てくるところを、
たまたま通りかかった香澄の近所の主婦に見られたのだ。

実はその主婦も、香澄たちが使ったホテルで、
週に何度かお金を対価として自分の身体を男に与えていたのだ。
そんな事情もあって、その主婦はその時は何も告げなかった。

しかし、1か月後に再び、香澄たちはその主婦に目撃されたのだ。
その主婦は自分のことなど棚に上げ、香澄たちのことを近所の主婦に話したのだ。
高校生の男女が何度もラブホテルで不純異性交遊をしていた。
噂はたちまち尾ひれがついて広まった。
それが、香澄が妊娠したという噂だったのだ。

さらには誰がどこから聞きつけたのか、
香澄と匠が、男女のたまり場であった雅也の部屋にも出入りしていたことも、
尾ひれがついて広まった。


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