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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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主役登場-3

「さてと…旦那さんよ。次はどこが見たい?」
「顔を、香澄の顔を見せてくれ。
 そこに映っている女が本当に香澄かどうか確かめたい。」
スピーカーから荒々しい息遣いが聞こえてきた。
拓海は明らかに興奮している香澄の亭主をからかってやりたくなった。

「なんだ、愛する妻のオマ〇コを見ただけじゃ、誰だか分らなかったのか?
 まあ、あれだけ卑猥なオマ〇コはめったいないだろうがな。」
「ああ。あんなに卑猥なのを見たのは初めてだ。」
「ほう。普段の香澄はもっと淑やかで貞淑な女だとでも言うのか?」
「ああ。あんなにパックリと口を開けたのが香澄のオマ〇コのはずがない。
 顔を見せてくれ。」
「そうか。じゃあちょっと人を動かすから待っている。 
 おい浩二。ちょっと降りて来い。お前のペニスを咥えているのが誰だか、
 確かめたいって言ってる男がいるんでね。」
「わかりました。」
しかし浩二は香澄の顔に股間を押し付けたままでなかなか動こうとしなかった。

「おい、どうした。早くしろ。」
「こ、こいつ、咥えたまま、離そうとしないんです。」
浩二の慌てた声が聞こえた。
「噛みつかれたか?」
「いえ、吸いっぱなしと言うか、喉の奥で絞めっぱなしと言うか…。」

拓海は浩二の尻のアップを映したままだった。
「旦那さんよ、残念だな。香澄の奴、顔を見られるのが嫌らしくてな。
 あいつのペニスを咥えたまま離さないんだそうだ。」
「そんなことを言って、香澄じゃないんだろ。
 香澄じゃないから、顔を見られるのがまずいから、そんな言い訳を…。」
「だったらなんでこのスマフォがここにあるんだよ。
 着信は誰からだった?香澄からだっただろ?」
「た、確かに…。だったら横からでもいい。せめて横顔だけでも見せてくれ。」

拓海は舌打ちしながらも思わず笑ってしまいそうで仕方がなかった。
「注文の多い旦那だなぁ。待ってろ。今、横に回るから。
 …。どうだ?香澄に間違いないか?」
画面にはペニスが口に出入りする様子が真横から捉えられた。
喉奥までペニスを突っ込んでいるのは間違いなく香澄だった。

「わからない。似ているような違うような…。
 やっぱり真正面からの顔が見たい。頼む。」
「そうか。だったらちょっとばかり荒療治だな。
 おい、茂樹。浩二も、それから、おい、達也と和夫。
 香澄を一気にいかせちまうんだ。
 お前たち全員で香澄をいかせて気を失わせろ。
 そうすれば、いやでも顔を晒すことになるさ。
 旦那さんよ。ちょっと待ってろよな。」

拓海の指示で4人はいっせいに香澄への最大限の刺激を開始した。
しかも、4人の動きが連動し始め、香澄の身体は翻弄され始めた。

(夫との電話がつながっている…。
 映像を送られているんだわ。 
 わたしの今のこの姿の全てが見られているだわ。)
香澄はある種の恍惚状態に近い感覚に陥っていた。

自分の、夫には絶対に見られてはいけない姿を、今自分は夫の前に晒しているのだ。
その意識が、香澄をますます高揚させ、香澄は絶頂にさえ達しそうになった。
(ああ、このままじゃいってしまうわ。
 どうする…。このまましらを切るか…。
 それとも……。)

しらを切ったままでいってしまうのがいいのか、
それとも夫に、自分であることを確認されたうえで、
夫に見られながらいくのがいいのか。

香澄はめくるめく快感に流されそうになりながらも、辛うじて自分を保ち、
そして、夫に、自分であることを明かすべきか否かについて自問自答していた。

その時だった。
「香澄〜。いいんだぞ。感じているのなら、それをそのまま伝えてくれれば。
 ボクが心配しているのは、香澄が香澄でなくなってしまうことだけだ〜。」
スマフォのスピーカーを通して、香澄の耳に夫の叫びにも似た声が聞こえた。

(わたしがわたしでなくなる……。わたしらしさ?
 そうだわ。わたしはわたしらしく、わたしの思いのままに生きる……。)

香澄は決心した。
口に咥えたままのペニスを吐き出した。
「あっ、おい、抜けた、抜けたぞ。」
浩二が喜びの声を上げた。
その瞬間、浩二は香澄の顔めがけて勢いよく射精していた。

香澄の口から浩二のペニスが逃れることができたのは自分のおかげだと、
4人のうちの浩二を除く3人までの、誰もがそう信じ込んでいた。
しかし真実はただ単に、香澄が自らの正体を、
夫に明かそうと決心したからに他ならなかった。

浩二は香澄の顔から下半身を離すと、滑り台の縁に足をかけ、地面へと飛び降りた。
その瞬間、拓海が構えるカメラの前に、出されたばかりのザーメンにまみれた、
妻である香澄の顔が晒されたのだ。

「香澄……。」
「どうだい?あんたの妻、香澄に間違いないだろ?」
拓海は勝ち誇ったように、カメラの向こうの香澄の夫に呼びかけた。
「よかった。満足そうな顔で。」
「……。」
「香澄。時間は気にすることはない。気のすむまで楽しんでおいで。
 ボクはスマフォ越しに、君の喜びの姿を楽しませてもらうよ。
 真奈美は大丈夫。征爾さんたちがちゃんと楽しませてくれているから。
 香澄も、何も気にせずに、その男たちの相手をすればいいさ。 
 ボクは久しぶりに、ジェラシーともどかしさと欲求不満を感じながら、
 画面いっぱいに乱れまくる君の姿を見ながらオナニーをするよ。」

香澄には、見えない画面の向こうで夫の雅和が笑ったように感じた。
香澄も笑顔を返した。
(ありがとう。あなた。
 わたし、今のこの時間を、この状況を、わたしらしく過ごすわ。
 これも千載一遇のチャンスなのよね、あなた。) 


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