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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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帰り道の秘密-4

香澄は股間を触っていた手を、男たちに気づかれないように、
ゆっくりと太腿の横に置いた。
「そう。わざわざありがとう。大丈夫よ、もう帰るから……。」
「じゃあ、オレたちが家まで送ってってやるぜ。」
「ああ。夜道の一人歩きは危ねえからな。」
立ち上がろうとする香澄の腕を、一人の男が握ろうとした。

(な、なに?お、襲われる?)
「さ、触らないで。」
香澄がその手を払いのけた瞬間、その男はわざとらしくバランスを崩し、転んだ。
「痛ってぇなぁ。何をしやがるんだ。」
「ひでぇ女だなあ。浩二さんの行為を無にするなんて。」
「しかも、暴力まで振るいやがった。」
「善良な市民に暴力を振るうなんて、女だからって許されるもんじゃねえぞ。」

「そ、そんな…。この人がいきなり手を握るから、軽く振り払っただけよ。
 そのくらいで転ぶなんて……。」
「おいおい。人を転ばせておいて、謝りもしないでいきなり人のせいにするのかい?」
「とんでもない女だぜ。」
「浩二さん。少し懲らしめてやりましょうよ。」
「まあまあ、そう熱くなるな。間違いを犯したらどうするか。 
 そのくらいの常識くらいはわきまえているだろうさ。」

香澄は、仲間の一人に手を引かれて立ち上がった浩二と言われた男の顔を見た。
(悪い人じゃ、ない……のかしら。)

香澄は恐る恐る男の前に立ち、頭を下げた。
「ごめん、なさい。倒すつもりなんて、なかったんです。」

「ほらみろ。ちゃんと常識がわかっているご婦人だ。」
男はそう言って手を差し出した。
(和解の握手?応じなければ角が立つわ。)
香澄はその言葉にほっとし、迷いながらもその手を握ろうとした。
その瞬間だった。
浩二は香澄の手首を素早く握ると、そのまま香澄の身体を引っ張り、
地面に引き倒した。

「あ、ごめん、なさい。倒すつもりなんて、なかったんです。大丈夫ですか?」
浩二は地面に転がった香澄のすぐそばにしゃがみ、
香澄の顔を覗き込みながら、わざとらしく言った。

「な、なにをするの。」
「あんたと同じことさ。今、謝っただろ?わざとじゃないって。」
「あ、謝って済むとかの問題じゃないでしょ?」
「おいおい。それはこっちのセリフだろ。
 謝って済まない場合は、どうやって事を済ませればいいんだ?」
浩二は香澄の頬を軽く撫で、笑いながら言った。

「触らないで。」
香澄は男たちを睨みつけながら叫んだ。

「息巻くのは良いが、奥さん、スカートがめくれて、下半身が丸出しだぜ?」
香澄は言われて、慌てて自分の下半身を見た。
確かに倒れた拍子にフレアスカートが、太腿の辺りまでめくりあがっている。

「キャッ。見、見ないで。」
香澄は慌ててスカートを下ろそうとしたが、
もう一人の男が香澄の腕を押さえつけた。

香澄の脚の方に一人の男がしゃがみ込み、懐中電灯の光を当ててのぞき込んでいる。
「浩二さん。こいつの下着、光ってますぜ。」
「下着が光ってる?何を馬鹿なことを言ってやがる。
 幼児の安全蛍光シューズじゃねえんだぞ。」

そう言いながらも浩二と呼ばれた男は香澄の下半身の方へしゃがんだまま移動した。

「な、何をするの?やめてよ。大声を出すわよ。」
「せっかくご披露頂いたんだ。奥までよく見てやろうと思ってな。
 おい、こいつの口を塞いでおけ。
 周りに聞こえたところで人通りはないにしろ、
 耳元で怒鳴られちゃうるさくて仕方ない。」

もう一人の男が無言のまま、香澄の口を押さえつけた。

浩二は香澄の太腿に手を添え、香澄が閉じようとしていた脚を左右に開いていった。
「おい、茂樹、ちゃんと照らせよ。
 ほ〜。本当だ。キラキラ光ってるぜ。
 おい、奥さんよ。あんた、いったいどんな下着履いてるんだよ。
 股間に一本、キラキラ、懐中電灯の明かりを反射して、輝く筋が一本だ。
 おい、もう少し脚を開いて良く見せろ。」

香澄は脚を閉じようとしたが、香澄の腕を押さえつけていた男が、
一気にスカートを腰の上までまくり上げたので、
香澄の太腿の付け根までが公園の薄暗い街灯に照らし出された。

「よし。いい眺めだ。
 奥さん。これが見えるよな?
 脚を閉じようとしたら、これを一気に股間にぶっ刺してやる。
 騒いでも同じことだ。
 まあ、死にはしないだろうがな。
 だが、オレも別に血が好きなわけじゃねえからな。
 特に自分の股間が血に染まるのは見たくないんでね。
 静かにしてろよ。いい思い、させてやろうって言ってるだけなんだから。」

「……。」
浩二は取り出したナイフを香澄にも見えるように、動かした。
街灯の光に反射してキラキラと光るナイフに、香澄の身体は固まった。
男はナイフの刃先を香澄の太腿の内側を滑らせながら、
もう片方の手を香澄の太腿の付け根の方へ滑らせた。
その指先は今にも割れ目に届きそうなところまで忍び寄ってきた。

(襲われる。この男、マジだわ。目つきも、言葉遣いも、本気だもの。)


香澄は顔を上げて自分の周りを見回した。
ナイフを持って股間を撫でまわしている浩二と呼ばれた男。
そして懐中電灯で香澄の股間に照らしている茂樹という男。
香澄の両腕を押さえつけている男。
手の平で香澄の口を塞いでいる男。
その他に、少し離れたところに、周りに目を配りながら香澄たちを見ている男がいた。
(全部で5人。どうしよう。
 逃げる?逃げるったってこの格好だし。
 それに、5人もいたら、逃げられるはずないわ。)


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