目の前でのレイプ-6
「お母様。大丈夫みたいね?」
「あ、ああ、凄く、凄く、窮屈な、感じは、するの、よ。
中の、方まで、壁が、引き摺られていくような……。
でも、お尻の方まで、押されている、感じ。」
「お尻の方まで?」
「ええ。お腹の中が、一杯、で、お腹の、中を、押されている、感じよ。」
「じゃあ、アナルには無理かしら。」
「紗理奈。ペニスバンドじゃなく、まずは双頭バイブの方で試してみた方がいい。」
田辺の助言に紗理奈は黙ってうなずき、
麗子のオマ〇コに入れた双頭バイブのもう一方の先端を手に取った。
「さっき、ローションを塗りこんだから、入るとは思うんだけど……。」
紗理奈はまず人差し指を麗子のアナルに差し込んだ。
いつもはすんなりと入っていくのに、確かに窮屈な感じがする。
紗理奈は人差し指を一度抜くと、今度は中指をそろえて2本をアナルに入れた。
根元まで入ったところで、ゆっくりと中を掻くように指を曲げるが、
腹の方が部分的に膨らんだ感じがあった。
薄目を開けながら聞いていた香澄は思った。
(いったい、紗理奈はどこまで行こうとしているんだろう。
二穴セックスでさえ、わたしにとってはとんでもないことだったのに、
紗理奈さんは自分の母親の身体を使って、2穴4本のセックスを試そうとしている。
麗子自身の欲望や好奇心も、もちろんあるだろうけど、
それを思いつく辺りは紗理奈さんの性的な探求なのだろうが、
どこかしら麗子に対する憎しみのようなものさえ感じるのはなぜだろう。
わたしにはわからないような、
紗理奈さんの、母親である麗子さんへの積年の恨みでもあるのかしら。)
美奈子との戦いを終えて、そのまま自然に眠ってしまうほど疲労した香澄にとって、
目が覚めた時は、身体も精神もズタズタの状態だった。
そこへ突然、麗子の2穴4本の話題が聞こえてきて、
香澄の意識は、少しずつはっきりしてきた。
紗理奈の話を聞きながら、香澄は、自分には無理だろうということが分かった。
アナルにしてもフィストファックにしても、
香澄の経験値は麗子のそれにははるかに及ばない。
しかし、麗子にとってはそれが可能か不可能か、明確な答えを出せない自分がいた。
麗子はセックスの象徴であり、若さの塊であり、香澄の羨望の対象だった。
もちろんそれは、セックスという、限られた分野においてのことであったが。
田辺と紗理奈の相談の中身、それに応えるかのように変化していく麗子の喘ぎ声。
その2つが香澄の頭と体を刺激していく。
自分には無理と分かっている2穴4本が香澄を誘惑するのだ。
傷んだままの股間、そしてオマ〇コの内部。
奥の方から溢れ出てくる愛液が潤滑油のような働きをして、内部を癒していく、
香澄にはそんな感じがした。
「お母様。どう?バイブ、入りそう?」
「あの、ね。一度、指、外してみて。双頭バイブも。」
紗理奈は田辺が腰を引いたタイミングで、双頭バイブを抜いた。
アナルに入れていた指への圧迫が消えるのがわかった。
紗理奈がアナルから指をゆっくりと引き抜いた。
田辺のペニスだけに突かれている状態に戻った麗子の顔に安どの表情が浮かんだ。
「ああ。辛かった。」
田辺がペニスに感じていた窮屈さと違和感が無くなったことで、
田辺も全力のピストンを再開した。
紗理奈はペニスが出し入れされる様子をじっくりと見つめた。
田辺の動きに引きずられるように、母親の赤い肉襞が蠢いている。
麗子の肉襞は、まるで寄せては返す波のように、
ペニスの動きに合わせ引き摺られ、また奥へと引き込まれていく。
「ああ。でも、本当に、なんなのかしらね、この太さ。
わたしの腕よりも太いんですもの。
普通に入っているだけなのに、こうして間近で見ているとなんだか怖いくらい。」
「紗理奈もそう思うでしょ?田辺さんとは普通の二穴ファックだって大変なのよ。」
「あら、お母様。結局弱音を吐くの?」
「紗理奈。わたしが意地を張ってたわ。ごめんなさい。
ねえ、それに痛いだけのセックスなんて苦痛なだけでしょ?」
「2穴4本は諦めた?」
「ううん。征爾さんはきっとここまで酷いことはしないと思うの。
たとえわたしがして欲しいと願っても、やりはしないと思うの。
わたしの身体のことを心配してね。
この機会を逃したら、わたしは経験しないまま終わってしまう気がするのよ。
ただ、田辺さんにお願いがあるの。相手を換えてもいいかしら。」
「相手を換える?やっぱり田辺さんとじゃ無理?」
「ええ。二穴で精一杯。
征爾さんの模造ペニスもそれなりのサイズだから、余計無理だと思うわ。」
「と言うことは……。大輔さんと礼二さん?」
「ええ。プラス双頭バイブの4本だったら、何とかなると思うの。」
母親の言葉を聞きながら、紗理奈は少しだけ違和感を覚えた。
「でも、それって完全にやらせって言うか、目的が違う気もするわ。
実現可能な条件を整えて、ていうのは、なんか違う気がするの。
こういうのって、無条件で、しかも無理矢理、じゃないと、レイプじゃないわよ。」
「でも、試してみたいのよ。
これって、お父様のペニスでも敏明のペニスでも無理だと思うの。
潤一君や雅和さんのも、二穴4本には向いてないのよ。
だから、今日がチャンスなの。あの二人がいるんですもの。」
麗子は礼二と大輔の方を見ながら言った。