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捜査中に触られて〜電車編〜
【痴漢/痴女 官能小説】

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見透かされた心-1

スキンヘッドは、

『短いスカート、スケスケのパンスト、開いた胸元。』
『俺には、どうぞまた触って下さいと言ってるように見える。』

ニタニタと笑った。咲良は、

『違うわ、普通の私服よ!』

と馬鹿にした様に言う。スキンヘッドは、

『友達や旦那と会うなら、そうだ。』

続けて咲良の顔を覗き込むと、

『だが、ついこの前オッパイやまんこを散々イジり倒した痴漢に会う格好じゃないな。』

と言った。咲良は、動揺していた、スキンヘッドの言う事が心に刺さっていた。それを隠す様に、

『友達と映画に行く予定だったの、ドタキャンされたけど。』

と咄嗟に嘘を言った。スキンヘッドは、

『そうかぁ、映画ねぇ。』

と全然信用していない風に言った。そして咲良の顔を見て、

『あんたが、今日どうゆうつもりで来たのかもうすぐ分かる。』

と言い、

『付いて来い』

と歩き始める。咲良は、

『一人でどうぞ!』
『絶対に一緒に行かない!』

と怒った様に言う。スキンヘッドは困った子供を見る様に咲良を見て、スマホを取り出して操作すると画面を咲良に向けた。

無音の動画のようだった。胸をはだけて、オッパイ丸出し。パンストとパンツは、膝下まで下げられ股間に男の手が伸び激しく動かされていた。女性の顔が映った、咲良だった。

動けない咲良に、スキンヘッドが

『音も聞くか?』

と尋ねる。咲良はか細い声で、

『やめて。』

と答えると、

『撮っていたの?』

と睨みながら聞く。スキンヘッドが上着のポケットから1cm強の正方形の物を眼鏡のフレームの右端に付けてそこを指差して言う、

『マイクロカメラだ、真ん中に小さなレンズが有る。』
『結構、綺麗に撮れていたな。』

咲良に、

『あんたらも使ってんじゃ無いのか?』

と聞く。咲良は答えず、

【内偵捜査で確かに使った事はあるわ。】
【こんなので撮られていたなんて。】

と暗い気持ちだった。スキンヘッドは、

『今日は、撮ってないぞ。』
『カメラ付いてなかっただろう?』

と言い。咲良を見据えて、

『あんたは、言う事を聞くと約束した。』
『約束を守れ!』
『守らないなら、この動画をバラまく!』

と言うと歩いて行く。すこし歩いて後ろを振り返り付いてくる咲良を見て笑顔を見せた。スキンヘッドは、改札口を出て出口に向かわず、人気の少ない通路を歩いて行く。

咲良は、暗澹たる気持ちで後を追う。

【どこに行くの?】

そう思いながら進むと、トイレが有りスキンヘッドは

『ちょっと待て、中を見て来る』

と男子トイレに入った。

【トイレ?】

咲良はビックリして待っていると、スキンヘッドが

『誰も居ない、中に入れ。』

と男子トイレの入口から首だけ出し言う。咲良が躊躇していると、

『何してる、人が来るぞ!』

とせかし、咲良は仕方なく男子トイレに入った。男子トイレに入ると、中は駅のトイレにしては綺麗にしてあった。デパート並とはいかないが、かなり清潔だ。

スキンヘッドが咲良の考えを見透かす様に、

『綺麗だろう、穴場だ。』

と言い一番奥の個室トイレのドアを開け、指差して

『入れ!』

と命じた。中に入り鍵を掛けると、咲良の上着のスーツとバッグをドアの衣装掛けに掛ける様に言い、便座の蓋をウエットティッシュの様な物で、念入りに拭いていく。

【綺麗好きなんだ。】

と咲良は以外に思った。


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