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奴隷倶楽部
【学園物 官能小説】

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進路相談センター-1

夏休みが終わり学院へ登校すると、本校舎と部活棟の間に大きな建物がその姿を現していた
進路相談センターだ、学院の生徒へ来る大学からの特別推薦枠やスポーツ推薦枠などの募集
大学案内・専修学校案内・就職案内など学院を卒業して、次のステップへ進む為の全てを
ココで相談・管理、紹介する。

運動・文化・芸術・学力と学院生は、優秀な生徒が多い、大学も欲しい生徒がいるし、地域の
企業や一般企業も欲しい生徒は要る。その希望をココへ募集と言う形で情報を登録し生徒は
その中から将来の目標に合った進路を選択していくのである。
その膨大な情報の中から、より良い進路を選択していく為に、相談アドバイスするのが、
進路相談センターにいる、事務長以下3名のアドバイザーだ、4名のアドバイザーはその道の
プロとして各企業や専門家として仕事してきた業界では有名人ばかりだ、そのプロが生徒の
立場に立って相談アドバイスをするのだ、そんな場所が進路相談センターだ

1階のフロァは学院生なら出入り自由だ、募集のファイルやパソコンを使って条件検索が
可能で、広々としたスペースにテスクとソファが置かれておりオープンで居心地の良い所だ
2階は個別に相談可能な部屋があり、アドバイザーと対面でパソコンを見ながら相談するのだ
3階はアドバイザーや事務員が居る事務所と隣に生徒会の事務所がある。
3階4階への入室にはパスが必要で、3階の事務所でパスを受け取った者だけが、出入りが
可能となる、大切な学院の情報管理をする側としては当然だと思う。

生徒や来賓は、エレベーターで3階の生徒会事務所か進路事務所に行くことになる
4階は社長室と副社長室各応接室と事務所、会議室が大小用意されている。
盗聴などの防止や音漏れなど情報もれの危険を回避する仕様になっている、
それだけ重要な話合い・相談が行われているという事である。

このセンター設立には、元生徒会会長である社長と理事会・PTA会・教職連会の強い意向が
働いている。学院生の進路相談を表向きに、実は各会のトラブルや問題を解決する為に
相談し解決してくれる人間の居場所を作り、平等に共有する為に作り上げたのだ。
1つの団体や個人がその人間を囲い込まない為の策なのだ。

それが現社長の懐刀であり、影の支配者と言われる、元副会長松本由美子現副社長なのだ
由美子が仕事をし易いように、作り上げた建物が進路相談センターと言う事だ


センターの落成式には、話に聞いた事しかない理事長をはじめ理事たち、PTA会の役員たち
地域の商店会会長など、錚々たるメンバーが出席して行われたのである
その誰もが、社長と副社長に挨拶する、いや副社長には必ず握手して挨拶するのである

確かにスタイルの良いキレイな若い女だが、若くて上品な女性も握手して挨拶する
学院生でも、少しその場を見ていたら、あの人は何なんだと思うだろうそれ位存在感のある
女性なのだ1年生以外の学院生徒はみんな知っているそれが、由美子さんだと


その女性が、みんなが重宝する、すべてのトラブルを解決する松本由美子副社長である


   ・・・生徒会副会長室 午後1時・・・


由紀副会長の元に榎本副会長が相談があると来ていた
風紀委員会から引き継いだ、生徒のトラブルを解決していくうちに学院の教師が絡む
問題に発展しそうだと言うのである、教職連から相談連絡が入っていない状況だ由紀は
そのまま、生徒の対応だけに留めて教師の事には手を出さない様に指示した

由紀は、4階の事務所にいる次朗と早智子を読んだ、生徒とのトラブルに教師が絡んでいると
情報が入ったが何か知らないか聞く、あまり聞かないと言う少し調べてみてくれと指示した
二人が出掛けた後、内戦で4階事務所のルミに情報を確認するが、ルミも知らないと言う
調査する前の段階だから目立たず噂話などに注意するように指示した

暫くすると、二人が戻ってきた次朗の話だと、男性教師と女子生徒の関係が少し怪しいと
噂話があると報告してきた、早智子の話によると、女子生徒と女性教師との関係の噂がある
と言うルミから情報が入り、男性教師と女性教師の噂がある程度だと言う
由紀は噂話を総合すると、女子生徒・男性教師・女性教師は同一人物で、その3人の噂話
だという事が判った由紀は、4人の実働部隊を全員集めて、3人を少し詳しく調べるように
指示した。ゆっくり慎重に2日間の時間を与え、調べて集合の指示をした。

由紀の前に4人が再び集合し、情報を付け合わせた結果が複雑だった

女子生徒は男性教師と女性教師2人と付き合っていた、男性教師は女子生徒と女性教師2人
と付き合っている、女性教師は女子生徒と男性教師2人と付き合っていたお互いが
浮気相手がいるという事だ問題なのは、それぞれが浮気している事を知らないという事
3人は微妙な関係の中、バランスを保って続いている事なのである

これほど絡み合った関係の三角関係をドラマでも観たことがない、誰もが被害者で加害者
なのだどこから手を付けて、どのように解決するのが良いのか、全く糸口が見えず
由紀は頭を抱えてしまった。

由紀は会長に、状況を説明しどうしたら良いか、相談しに会長室を訪ねた
それは今まで経験したことがない案件だと会長も驚いていた
学院内で解決する案件であるが、変に動くよりも由美子さんに相談して見たらどうだと
会長からの承諾を得ることが出来た


由紀は4階の副社長室の前に立ち、姿勢を正して、一つ息を吐いてから、ドアをノックした

「ハイッどうぞぅ〜ぅ(笑)」
優しい聞き覚えのある声が反応した



   ・・・副社長室前 午後3時半・・・






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